2006 Fiscal Year Annual Research Report
MORIテクニックを用いた目撃記憶変容の実験的研究
Project/Area Number |
16330139
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
守 一雄 信州大学, 教育学部, 教授 (30157854)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仲 真紀子 国立大学法人北海道大学, 大学院文学研究科, 教授 (00172255)
伊東 裕司 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (70151545)
厳島 行雄 日本大学, 文理学部, 教授 (20147698)
川口 潤 国立大学法人名古屋大学, 大学院環境学研究科, 教授 (70152931)
原 聰 駿河台大学, 現代文化学部, 教授 (00156481)
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Keywords | MORIテクニック / 目撃記憶 / 記憶変容 / 同調 / 偏光フィルタ |
Research Abstract |
MORIテクニックを用いた目撃記憶の実験装置は、信州大学以外でも2大学において活用され、基本的に同等の実験結果が得られることがわかっている。昨年度までに、MORIテクニック用実験装置7セットを購入し、海外1大学を含む7大学でのMORIテクニックによる実験環境を整備した。さらに、聖心女子大学の高橋雅延教授をメンバーに加え、実験装置1セットを追加配備した。この結果、国内の大学では、北海道大学・名古屋大学・慶應義塾大学・日本大学・駿河台大学・聖心女子大学に実験装置が設置されたことになった。 本年度は4年計画の3年度目になり、徐々に成果発表ができるようなった。信州大学およびニュージーランドのVictoria大学での活用の成果を18年度のアメリカ心理学会(Association for Psychological Science)の年次総会(5月:New York)で発表した。さらに、7月にシドニーで開催された第4回国際記憶会議において、シンポジウムを開催した。11月には、国内の心理学研究者へのMORIテクニックの宣伝のためのシンポジウムと研究発表会を第70回日本心理学会において企画・開催した。このシンポジウムには、海外研究協力者で応用記憶研究であるニュージーランドのVictoria大学のMaryanne Garryと大学院生Lauren Frenchほか5名の外国記憶研究者を招いた。 研究代表者および研究協力者による平成18年度中の国際誌論文公刊は3件(印刷中1件、公刊決定分1件を含む)であった。また、ニュージーランドの海外共同研究者との共著論文をApplied Cognitive Psychologyに投稿した。
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Research Products
(3 results)