2004 Fiscal Year Annual Research Report
幼児期からの国際理解教育の実践的展開-教育学・発達心理学・人類学的観点からのカリキュラム開発-
Project/Area Number |
16330158
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Doshisha Women's College of Liberal Arts |
Principal Investigator |
塘 利枝子 同志社女子大学, 現代社会学部, 教授 (00300335)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 千明 共栄学園短期大学, 社会福祉学科, 講師 (50302360)
廿日出 里美 安田女子短期大学, 保育科, 助教授 (40248323)
松男 知明 国立教育政策研究所, 初等中等教育研究部, 主任研究官 (80320993)
柴山 真琴 鎌倉女子大学, 児童学部, 教授 (40350566)
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Keywords | 国際理解教育 / 居場所感 / カリキュラム開発 / 外国人幼児 / 海外の保育機関 / ブラジル / 異文化間教育 / 異文化間移動 |
Research Abstract |
本年度は、日系ブラジル人をとりまくブラジルでの教育・保育機関での国際理解教育について研究するために、ブラジル パラナ州ロンドリーナ市のパラナ日伯文化連合会の教育センターと国外就労者情報支援部の支援を受け、関係機関でのフィールドワークを行うと共に、日本から帰国した日系ブラジル人の面接調査と彼らの受け入れに関する調査を行った。 1.収集資料の整理と分析:ブラジルで収集したデータを整理し、各人が担当機関のフィールドノーツを作成すると共に、今後の話し合いのためにデータの共有化を行った。 2.研究会の開催と情報交換:研究会を行い、共通のフィールドを各領域の観点から検討すると共に、各領域で共通する課題について話し合った。 3.学会および地域での発表:研究代表者および分担者は研究成果を学会等で多数発表した。主なものは次の通りである(主題のみ)。「異文化間の移動・協働を可能にする保育実践を考える:発達の連続性の観点から」(日本保育学会第57回大会/04年5月/発表者:山田千明、塘利枝子、廿日出里美、松尾知明、柴山真琴)、「ホワイトネス(whiteness)研究と日本人であること(Japaneseness):異文化間教育研究に示唆するもの」(異文化間教育学会第25回大会 特定課題研究「異文化間教育研究と『日本人であること』」04年5月/指定討論者:松尾知明)、「国際児の文化的アイデンティティ形成とその支援」(異文化間教育学会第25回大会/04年5月/山田千明(ケース/パネル型)、「異文化間移動と言語発達支援」(文化庁平成16年度日本語教育大会/塘利枝子)、「グローバル化を背景にした保育カリキュラムの現状と課題」(広島大学大学院教育学研究科附属幼年教育研究施設創立40周年記念シンポジウム/04年9月/廿日出里美)、「質的研究の仕方」(日本心理学会第68回大会ワークショップ/04年9月/柴山真琴)。
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Research Products
(5 results)