2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16330158
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Research Institution | Doshisha Women's College of Liberal Arts |
Principal Investigator |
塘 利枝子 同志社女子大学, 現代社会学部, 教授 (00300335)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 千明 共栄学園短期大学, 社会福祉学科, 准教授 (50302360)
廿日出 里美 安田女子短期大学, 保育科, 准教授 (40248323)
松尾 知明 国立教育政策研究所, 初等中等教育研究部, 総括研究官 (80320993)
柴山 真琴 鎌倉女子大学, 児童学部, 教授 (40350566)
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Keywords | 国際理解教育 / 居場所感 / カリキュラム開発 / 外国人幼児 / 海外の保育機関 / 異文化間教育 / 異文化間移動 |
Research Abstract |
1.最終報告書に向けての整理と分析: 本年度は、昨年度まとめた中間報告書に基づき、カリキュラム作成の共通の枠組みについて話し合い、さらに最終報告書の章立て及び、最終報告書を全員で執筆した。研究者それぞれの研究実績としては以下の通りである。台湾の保育機関において検討中のカリキュラムの評価を行った(塘)。米国カリフォルニア州、及び大阪府の保育所で多様性を尊重する教育に関する現地調査を実施し分析を行った(山田)。NZロトルアで開催された国際学会(Reconceptualizing Early Childhood Conference)に参加し、各国の研究者とカリキュラム評価をめぐる理論的枠組みに関する情報交換を行った(廿日出)。これまでの調査研究をもとに最終報告書の1章「乳幼児期からの異文化間教育-カリキュラム・デザインの視点」を執筆した(松尾)。米国ニューヨーク市の日本人幼稚園で、二言語学習に配慮した保育実践の調査を行った(柴山)。 2.学会および地域での発表: 研究代表者および分担者は研究成果を学会等で多数発表した。主なものは次の通りである(主題のみ)。「日本と台湾の保育機関に対する要望」(日本比較教育学会42回大会/06年6月/発表者:塘利枝子)、「社会文化的アプローチにみる発達と保育-実践知に迫る理論の概念化を目指して-」(異文化間教育学会第27回大会於関西大学/06年6月/発表者:廿日出里美)、「子ども権利と保育士養成-支援の意味から保育の専門性を問う-」(平成18年度全国保育士養成セミナー分科会/06年9月/運営:廿日出里美)、「質的研究における文化の視点」(日本質的心理学会第3回大会/06年8月/発表者:柴山真琴)、「年少者の日本語習得研究における質的研究の可能性」(第二言語習得研究会第17回全国大会基調講演/06年12月/講演者:柴山真琴)
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Research Products
(7 results)