2005 Fiscal Year Annual Research Report
ニューカマー児童生徒の教育・進路選択の多様化と教育支援に関する比較社会学的研究
Project/Area Number |
16330162
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
結城 恵 群馬大学, 教育学部, 助教授 (50282405)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関戸 明子 群馬大学, 教育学部, 助教授 (50206629)
福田 亘孝 国立社会保障人口問題研究所, 人口動向部, 第一室長
中村 高康 大阪大学, 大学院・人間科学研究部, 助教授 (30291321)
猪股 剛 群馬大学, 教育学部, 助教授 (90361386)
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Keywords | 教育・進路選択 / ニューカマー / 教育施策 / 多文化化 / エスノグラフィ / エスニックグループ |
Research Abstract |
本研究の目的は、ニューカマー児童生徒の教育・進路選択の多様化を考慮に入れ、かつ、異なるエスニックグループの要請と地域の実情に応じた教育支援を公的に展開する方策を検討することにある。 平成17年度は、平成16年度に引き続き、次の2つの課題について研究を遂行した。すなわち、課題(1):異なるエスニックグループに属する子どもたちの教育・進路選択の実態を把握する。課題(2):自治体の外国人教育施策の立案・実施過程を把握し、教育・進路選択の多様化の実情と、エスニックグループの多様性がどのように盛り込まれているのかを検証した。 平成17年度に特に焦点をあてたのは、(1)平成16年度に群馬県邑楽郡大泉町に居住する学齢期のブラジル人、ペルー人、その他の外国人児童生徒とその家庭で、その後に地域移動した研究対象者、(2)大泉町に居住しながら学校/職場が町外にある児童生徒及び保護者、(3)県・市町村による外国人教育施策及び多文化共生施策である。 以上の(1)〜(3)により得られた知見により、地域移動・学校選択・職場選択・自己将来像・進路選択がどのように現れているのか、エスニシティの違いがどのように現れてくるのか、把握する質問紙を検討し、本研究により平成18年度に行うアンケート調査への準備を進めている
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