2005 Fiscal Year Annual Research Report
異文化間教育に関する横断的研究-共通のパラダイムを求めて-
Project/Area Number |
16330169
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
小島 勝 龍谷大学, 文学部, 教授 (40140123)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横田 雅弘 一橋大学, 留学生センター, 教授 (90200899)
山本 雅代 関西学院大学, 言語教育研究センター, 教授 (40230586)
塘 利枝子 同志社女子大学, 現代社会学部, 助教授 (00300335)
馬渕 仁 大阪女学院大学, 国際・英語学部, 教授 (20249402)
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Keywords | 異文化間教育学 / パラダイム / 異質の共生 / 双方向性 / 関係性の組み替え / 変容のダイナミズム / 第3の見地 / 異言語間教育 |
Research Abstract |
1.今年度は、昨年度の研究分担者と研究協力者に加えて、村田雅之氏(東京工芸大学)に入っていただき、全体研究打ち合わせ会を3回(8月6〜7日、12月3〜4日、3月11日〜12日)実施し、班別研究会を全体研究打ち合わせ会の日程の中でとは別に、「全体班」が1回(11月5〜6日)、「留学生班」が1回(11月26〜27日)、「言語とコミュニケーション班」が1回(10月23日)、「文化班」が2回(11月25日、1月28日)実施した。また、「言語とコミュニケーション班」・「発達とアイデンティティ班」・「文化班」合同の研究会を1回(7月10日)実施した。 2.昨年度に各班から出されたキーワード、基本概念、基本的視点、異文化間教育学のマトリックスをさらに検討し、小島勝が、「研究の主題」として「適応」「アイデンティティ」「言語」「リテラシー」「コミュニケーション」「発達・成長」「カウンセリング」「文化」「理解」「人間」などを、「研究の観点」として「二(多)元性」「異質の共生」「異文化間性」「双方向性」「相対性」「第3の見地」「普遍性」「関係性」「対等性」「権力性」「相互変容性」「構築性」「創造性」などを挙げて、この「研究の主題」と「研究の観点」が交叉するところに異文化間教育学の独自なキーワード、それらのキーワードが構成する理論モデル、キーワードと理論モデルを包摂する研究枠組みが見いだせるとの案を示した。 3.来る異文化間教育学会第27回大会(6月3〜4日)で、小島勝・末藤美津子・塘利枝子・西尾亜希子の4名がケース/パネルの部会で、研究課題と同じ題目で発表することになった。 4.異文化間教育学会の紀要である『異文化間教育』第23号(近刊)の特集「異文化間教育の現在」に、小島勝・佐藤郡衛・横田雅弘・吉谷武志・塚本美恵子・松浦真理が執筆した。
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Research Products
(16 results)