2006 Fiscal Year Annual Research Report
異文化間教育に関する横断的研究-共通のパラダイムを求めて-
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16330169
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
小島 勝 龍谷大学, 文学部, 教授 (40140123)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横田 雅弘 一橋大学, 留学生センター, 教授 (90200899)
山本 雅代 関西学院大学, 商学部, 教授 (40230586)
塘 利枝子 同志社女子大学, 現代社会学部, 教授 (00300335)
馬渕 仁 大阪女学院大学, 国際・英語学部, 教授 (20249402)
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Keywords | 異文化間教育学 / パラダイム / 異質の共生 / 双方向性 / 関係性の組み替え / 変容のダイナミズム / 第3の見地 / 異言語間教育 |
Research Abstract |
1.全体研究打ち合わせ会を2回(7月30〜31目、11月18〜19日)実施し、班別研究会を全体研究打ち合わせ会の日程の中でとは別に、「留学生班」が1回(10月27日)、「留学生班」が1回(11月26〜27日)、「言語とコミュニケーション班」が1回(10月23日)、「言語とコミュニケーション班」が1回(12月3日)、「発達とアイデンティティ班」が2回(6月18日、1月7日)実施した。 2.異文化間教育学会第27回大会の第1日目(6.月3日)のケース/パネルの部会で、小島勝・末藤美津子・塘利枝子・西尾亜希子の4名が各班を代表して研究課題と同じ題目で発表した。会場には多数の会員が聴きに来て研究の進捗に有益であった。 3.異文化間教育学会紀要『異文化間教育』第23号(2006年5月発行)に、小島勝「異文化間教育に関する横断的研究-共通のパラダイムを求めて-」、佐藤郡衛・横田雅弘・吉谷武志「異文化間教育学における実践性-『現場生成型研究』の可能性-」(同上)、塚本美恵子「『利用メディアの調査』から見た異文化間教育の現在」(同上)、松浦真理「異文化間教育に関する授業の現状と課題-異文化間教育学会のアンケートの分析を手がかりに-」(同上)、馬渕仁「多文化主義・多文化教育の再考-オーストラリアの事例を中心にして-」(同上)、同誌第24号に、馬渕仁「『異文化間教育』の捉え直し-語り直しがもたらすもの-」(2006年6.月発行)が掲載され、反響を呼んだ。 4.研究成果報告書をまとめて提出した。異文化間教育学の独自な研究枠組み・理論モデル・キーワードを析出し、これまでの「縦断的」研究を「横断」する共通のパラダイムを見いだすという目的については依然その達成途上にあるが、そのための重要な布石をうつことができたことはありがたいことであった。
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Research Products
(24 results)