2004 Fiscal Year Annual Research Report
ライフヒストリー的アプローチを活かした総合的な教師の力量研究-新たな教員養成プログラムの開発を見据えて-
Project/Area Number |
16330176
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
森脇 健夫 三重大学, 教育学部, 教授 (20174469)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 準二 静岡大学, 教育学部, 教授 (50144051)
木原 誠一郎 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (20214851)
村井 淳志 金沢大学, 教育学部, 教授 (90219866)
藤原 顕 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (60261369)
鋒山 泰弘 追手門学院大学, 人間学部, 教授 (30209217)
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Keywords | 教師のライフヒストリー研究 / 授業スタイル / 実践的知識 / 教師の力量形成 / 教員養成プログラム |
Research Abstract |
これまで、共同研究者が事例研究を個々に行ってきた成果については、平成16年度の日本教育方法学会(和光大学 2004年10月)、課題研究を主催し、報告した。 課題研究においては、ライフヒストリー的なアプローチによる教師研究の意義と課題(藤原)、3つの事例の横断的な比較検討(岩崎)、ライフコース研究からみたライフヒストリー研究(山崎)と3つの研究報告を行い、その成果と意義について確認することができた。当日の報告、議論については、日本教育方法学会紀要の学会報告に記載されている。現在はこうした成果を踏まえて、個々がグループを形成して、事例研究をより広範に、またより深く行っている段階である。例えば、奈良女子大学附属小学校グループ(森脇、岩崎)では、小幡肇氏だけでなく、これまでに同校の6人の教師にインタビュー、授業参観を行った。こうした取り組みによって、個々の教員の力量形成史のみならず、奈良女子大学附属小学校の学校文化が教員の力量形成にどのような影響を与えているのか、明らかにできるのではないかという可能性が出てきている。 こうした成果については、平成17年度教育方法学会、あるいは教師教育学会にて報告する予定である。
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Research Products
(3 results)