2004 Fiscal Year Annual Research Report
樹木と土壌の相互作用による動的森林システムの数学的構造
Project/Area Number |
16340046
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
八木 厚志 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70116119)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笠井 秀明 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00177354)
松村 昭孝 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (60115938)
小田中 紳二 大阪大学, サイバーメディアセンター, 教授 (20324858)
辻川 亨 宮崎大学, 工学部, 教授 (10258288)
田畑 稔 神戸大学, 工学部, 助教授 (70207215)
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Keywords | 森林動態モデル / 非線形偏微分方程式 / 無限次元力学系 / 自己組織化現象 / 数値シミュレーション |
Research Abstract |
本年度は,本研究の初年度ということで必要設備の整備を行うと同時に,研究分担者を中心に会合を持ち研究課題について共同の問題認識を深めるとともに各分担者の役割担当について打ち合わせを行った。 設備の整備に関しては,数値計算用の高性能パソコン2台,データ処理用パソコン1台,作業の並列化のためのシステム用パソコン1台を設置したのを始めとして,関連する周辺機器として,プリンタ,ノート型パソコン,デジタルカメラ等を装備し運用を開始した。また,書籍の購入として,最近の森林環境問題についての研究図書並びに自己組織化の科学に関する図書を中心に整備した。 研究者間の交流に関しては,Le Hung Son教授(ハノイ工科大)を招聘しベトナムにおけるマングローブ林研究の最新情報の提供を受けたのを始め,(他の基金により本研究科に来日中であった)Nguyen Van Mau教授(ハノイ大学科学校学長)と「環境問題への数理的アプローチ」についての研究集会を持った。また,柳相旭助教授(チェジュ大)を招聘し制御問題につての数理的研究について情報交換を行った。一方,ヨーロッパからはMessoud Efendiev教授(シュトゥットガルト大),Davide Guidetti教授(ボローニャ大),Alan Miranville教授(ポワチエ大)を招聘し非線形偏微分方程式及び無限次元力学系に関する最近の情報交換を行うと共に森林動態モデルへの応用について議論した。国内の研究者交流では,本研究の協力者である宮城豊彦教授(東北学院大)と数回に渡り交流し,フィールドワークサイドから樹木と土壌の相互作用について明らかになっている知見について情報の提供を受けた。また,分担者が一堂に会し議論しあう研究集会を開催した。
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Research Products
(7 results)