2006 Fiscal Year Annual Research Report
樹木と土壌の相互作用による動的森林システムの数学的構造
Project/Area Number |
16340046
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
八木 厚志 大阪大学, 大学院工学研究科, 教授 (70116119)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笠井 秀明 大阪大学, 大学院工学研究科, 教授 (00177354)
松村 昭孝 大阪大学, 大学院情報科学研究科, 教授 (60115938)
小田中 紳二 大阪大学, サイバーメディアセンター, 教授 (20324858)
辻川 亨 宮崎大学, 工学部, 教授 (10258288)
田畑 稔 大阪府立大学, 大学院工学研究科, 教授 (70207215)
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Keywords | 森林動態モデル / 非線形偏微分方程式 / 無限次元力学系 / 自己組織化現象 / 数値シミュレーション / 計算数学 |
Research Abstract |
6月にはフランスのボアチエ大学で開催された,アメリカ数理科学研究所主催第6回国際会議「力学系,微分方程式とそれらの応用」に招待され「交差拡散を伴うロトカ・ボルテラ競争系方程式と指数アトラクタ」という題名で招待講演を行った。これは,本研究課題に関連する成果発表であった。この折には,Messoud Efendiev教授(ミュンヘン工科大学)やMaurizio Grasselli教授(ミラノ工科大学)と再会し研究上の議論を交わした。 一方で,9月にはベトナムから2人の若手研究者Dinh Cong Huong講師(クィヌホン大学)とBui Thi Giang講師(ベトナム暗号学研究所)を招聘し,大阪大学において「環境科学技術に対する数学の貢献」というテーマの国際研究集会を主催した。本研究集会には,両講師の他,本研究課題の分担者である笠井秀明教授(大阪大学)と田畑稔教授(大阪府大大学院工)が参加され講演された。 研究発表では,9月の日本数学会秋季総合分科会(大阪市立大学)において「森林動態モデルの定常解」というタイトルの一般講演を,また平成19年3月の同学会春季年会(埼玉大学)において「離散化パラメータに対する指数アトラクタの収束性」という一般講演を行った。また,12月には研究集会「生物数学の理論とその応用」(京都大学数理解析研究所)において「交差拡散棲み分けモデルのアトラクタと不安定多様体」という講演を行った。 論文発表としては,本研究課題にかかわる8編の学術論文を発表したほか,2編の学術論文が掲載予定となった。
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Research Products
(7 results)