2007 Fiscal Year Annual Research Report
樹木と土壌の相互作用による動的森林システムの数学的構造
Project/Area Number |
16340046
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
八木 厚志 Osaka University, 大学院・工学研究科, 教授 (70116119)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笠井 秀明 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00177354)
松村 昭孝 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (60115938)
小田中 紳二 大阪大学, サイバーメディアセンター, 教授 (20324858)
辻川 亨 宮崎大学, 工学部, 教授 (10258288)
田畑 稔 大阪府立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70207215)
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Keywords | 森林動態モデル / 非線形偏微分方程式 / 無限次元力学系 / 自己組織化現象 / 数値シミュレーション / 計算数学 |
Research Abstract |
6月にはイタリアのローマ大学で開催された国際研究集会「編微分方程式に関わる順、逆、制御問題」に招待され「森林動態モデルの数学的構造」という題名で招待講演を行った。11月には千葉大学で開催された、国際会議「自由境界問題in Chiba 2007」に招待され「森林動態モデルにおける自由境界問題」という題名で招待講演を行った。これらは、本研究課題についての成果発表であった。 10月にはMessoud Efendiev教授(ミュンヘン工科大学)を招聘し、非斉次力学系のアトラクタ構成についての共同研究を行った。また同月にはVladimir Evgenyevich Fedorv教授(チェリヤビンスク大学)も招聘し退化型の発展方程式についての共同研究を行った。12月にはLe Huy Chuan准教授(ベトナム大学ハノイ科学校)を招聘し森林動態モデルの数値シミュレーションに関する共同研究を行った。 研究発表では,9月の日本数学会秋季総合分科会(東北大学)において「Dirichlet境界条件を付した森林動態モデルの数学構造」というタイトルの一般講演を,また平成20年3月の同学会春季年会(近畿大学)において「結晶成長BCF理論の基礎方程式に対する力学系構成」という一般講演を行った。また,10月には研究集会「非線形発展方程式と現象の数理」(京都大学数理解析研究所)において「メモリー効果を含む森林動態モデル」という講演をGianluca Mola助教(ミラノ工科大学)との共同発表として行った。 論文発表としては,本研究課題にかかわる3編の学術論文を発表したほか,2編の学術論文が掲載予定となった。
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Research Products
(5 results)