2006 Fiscal Year Annual Research Report
脂肪族ポリエーテル型糖鎖ナノ球形高分子の精密構築と分子認識能
Project/Area Number |
16350064
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
青井 啓悟 名古屋大学, 大学院生命農学研究科, 教授 (30222467)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 鉦彦 中部大学, 応用生物学部, 教授 (20023103)
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Keywords | デンドリマー / シュガーボール / 糖鎖高分子 / 分子認識 / ナノ材料 / 生医学材料 / 薬物送達システム / 遺伝子送達システム |
Research Abstract |
糖を有する脂肪族ポリエーテルデンドリマーとして、肝細胞標的型のラクトース型脂肪族ポリエーテルデンドリマーの合成を行った。前年度には、ガラクトース型のデンドリマーの合成を行ったが、本年度は肝細胞への標的により好ましいと考えられるラクトース型のデンドリマーの合成を行った。合成は、Convergent法による段階的合成反応により行い、単一分子量からなる生成物が得られることをMALDI-TOF MS測定により解析した。 遺伝子輸送システムへの応用を念頭にして、前年度に得られた結果を踏まえて、デンドリマーおよびアミノ酸分岐ポリマーとDNAとの複合化挙動の解析を行った。DNAとしては、プラスミドDNAのほかに子牛胸腺DNAなども用いて検討した。DNA/デンドリマー複合体の粒径を、光散乱測定により評価した。デンドリマー表面のゼータ電位測定を行った。これらの実験を、デンドリマーの世代をかえて行い、比較検討し、分子サイズや分子形状と複合化能との相関を明らかにし、より高性能なキャリヤー設計にフィードバックした。 脂肪族ポリエーテルデンドリマーの生体適合性を検証するために生物化学的酸素要求量試験を行った。
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Research Products
(4 results)