2006 Fiscal Year Annual Research Report
交差軸トラクションドライブを応用した自動車用シャフトドライブCVTの開発研究
Project/Area Number |
16360075
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
山中 将 東北大学, 大学院工学研究科, 助教授 (20292229)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
増山 知也 鶴岡工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (80282094)
伊藤 昌彦 宮城工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (00342452)
成田 幸仁 東北大学, 大学院工学研究科, 助手 (90431519)
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Keywords | 機械要素 / トラクションドライブ / 無段変速 / 自動車 / 効率 / 燃費 / CVT / トライボロジー |
Research Abstract |
山中が考案した円すいディスクと両端にローラがついたシャフトを用いてトラクションドライブにより,無段変速を行う機構(シャフトドライブCVT)の研究を行った.目標とした5項目についての18年度の進展状況は以下の通りである.〔1.スピン低減ディスクの開発〕17年度に考案した,さらにスピン発生量を低減したディスク(ゼロスピンディスクと称する)の効果を実験により確認した.スピンの発生がないため,ほとんどすべりが発生しないことを確認した.(目標達成)〔2.変速機構の実現〕製作した試験機の変速動作中のアクチュエータの消費動力を測定し,設計通りに小さいことを確認した.変速時間の短縮に取り組み,モータの交換と細部の改良により最大減速→増速まで1sで変速できるようになった.伝達トルク容量が小さいので,バックアップローラを付加する改造設計を行っている.〔3.伝達容量増大〕16年度に目標達成済.〔4.改良型CVTの設計と評価〕ゼロスピンディスクに加えて,新たにカウンターシャフト機構を考案した.これにより動力伝達経路が増えて,さらに伝達容量が増大することを期待している.これらを搭載した試験機を製作し,伝達トルク90Nmを達成した.300Nmを達成できる目処はついているので,現在細部の改良中である.〔5.疲労強度〕疲労強度シミュレーション法の改良を行っている.またローラ疲労試験機の設計を行い,製作中ある.この他にも,与えられた仕様を満たし,最もディスクとローラの重量が軽くなるように最適設計を行う手法を開発した.今年度は研究最終年であり,国際会議で2件の発表を行い,4編の原著論文が採択された.
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Research Products
(6 results)