2006 Fiscal Year Annual Research Report
MIMOブロック符号化高速無線LANチップの開発とユビキタスネットワークへの応用
Project/Area Number |
16360190
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
尾知 博 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (50185617)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大野 修一 広島大学, 工学研究科, 助教授 (70273919)
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Keywords | MIMO / 干渉キャンセラ / LDPC / RTL設計 |
Research Abstract |
本研究は、IEEE802.11n/16eなど、100Mbps以上のTCP/IP接続が移動環境でも保証される次世代ワイヤレス移動体端末用システムに適した新しいMIMOアーキテクチャの開発とRTL設計を目的としている。 平成17年度までの成果として、MIMOシステムの新しいアーキテクチャ開発とRTL設計の一部を行っており、良好な成果を得ている。 平成18年度では、年度目標に沿って以下の結果を得ている。 -1.プロトタイプFPGAボードの設計製作とベースバンド回路性能評価 アナログインターフェースおよびGigabitEther接続用漁C開発を含めてFPGAボードは、別予算(NEDO)で設計製作を行った。ベースバンド回路のRTL設計については、回路規模が大きくなるLDPC誤り訂正回路を含め個々のIPの開発をほぼ終了している。現状では、RTL実装実験の準備のために2枚のボードをGigabitEtherで接続し、MACを含めたベースバンド回路の評価実験を行っている。 -2.アナログインターフェースの設計製作とフィールド試験 FPGAボードに接続できるアンテナ系・パワーアンプ、RFフロントエンドを含めた2x2MIMO用アナログモジュールを開発した。実際に性能評価を行い、良好な結果を得ている。アナログ部も含めたパスバンド実験を現在実施している。
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Research Products
(4 results)