2004 Fiscal Year Annual Research Report
分子認識機能を有するインテリジェント匂いおよび味センサシステムの開発とその応用
Project/Area Number |
16360208
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
南戸 秀仁 金沢工業大学, 工学部, 教授 (30133466)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
草野 英二 金沢工業大学, 環境・建築学部, 教授 (00278095)
竹井 義法 金沢工業大学, 工学部, 講師 (30350755)
参沢 匡将 金沢工業大学, 工学部, 研究員
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Keywords | 匂いセンサシステム / 分子認識機能 / 濃縮管 / プラズマCVD / 感性 / 味センサ |
Research Abstract |
本年度は、特に匂いセンサについて、(1)センサ材料の機能設計、(2)センサ用分子認識膜作製技術の確立および(3)濃縮管を用いたセンサの高感度化の検討を目標に研究を推進し、以下の成果を挙げた。 (1)センサ材料の機能設計に関しては、分子認識膜材料である高分子材料の官能基をガスとの相性を詳細に調べた。その結果、アンモニア、アミン系ガスおよび酢酸などのガスに選択性を示す分子認識膜を見出すことが出来た。 (2)また、プラズマを用いた化学気相成長法(プラズマCVD法)による分子認識膜作製技術の確立を目指し、作製条件(投入電力、圧力、膜体積時間など)を変化させたときの分子認識膜の構造およびその膜を用いたセンサの特性の変化を詳細に調べた。その結果、最適な作製条件をほぼ決定することが出来た。 (3)濃縮管を用いたセンサの高感度化を検討するために、本年度の予算で、濃縮管つき匂いセンサシステムを特注(本年度物品費)で試作した。その結果、本装置が微量のガスや匂いを検知するのに有効であることおよび種々の匂いを識別するためのセンサシステムとして有効であることを明らかに出来た。
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Research Products
(3 results)