2004 Fiscal Year Annual Research Report
都市再建プランと時代背景に関する日英比較研究(戦間期のイギリス都市計画と21世紀の日本の都市計画)
Project/Area Number |
16360307
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
安田 孝 摂南大学, 工学部, 教授 (60029220)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 淳一 大阪市立大学, 大学院, 教授 (40244652)
宇杉 和夫 日本大学, 理工学部, 助教授 (80096776)
木多 道宏 大阪大学, 大学院, 助教授 (90252593)
木多 彩子 摂南大学, 工学部, 助教授 (90330357)
石丸 紀興 広島国際大学, 社会環境科学部, 教授 (20034366)
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Keywords | 再建プラン / 比較研究 / 時代背景 / 都市計画 / イギリス:日本 / 国際情報交換 |
Research Abstract |
イギリスの1940年代を主とする再建プランを約30件収集し、その後の都市再建事業や都市計画制度の展開状況と資料所在の確認のため、コベントリー、バーミンガム、ロンドンなどの主要都市で現地ヒヤリング調査を実施した。また、日本では東京、高松、岡山、姫路を主として戦災復興都市計画の資料収集と関係機関のヒヤリング調査を実施および実施中である。また、災害復興都市計画と事業の実施状況として神戸市において現地調査を実施し、また、関連研究として北海道の都市形成や近代日本都市形成における社宅住宅地の変換に関する研究会を実施あるいは企画中である。 以上の調査研究作業で、イギリスの都市再建プランは都市部と郊外部を明確に区分し、それぞれの既存の都市や集落の環境を保存しつつ、計画的に開発する方法を模索し提案しつつあった、との仮説をひきだしつつある。一方、日本では土地区画整理事業を主として、画一的復興計画になることが多かったことを明らかにしつつある。 また、図書館、博物館、公文書館を主として都市計画資料の所在場所の調査の準備と、日英比較都市形成・計画史年表の作成作業を実施中である。
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Research Products
(2 results)