2006 Fiscal Year Annual Research Report
伝統的都市における街区保存手法の日中比較-北京と京都を事例として-
Project/Area Number |
16360308
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
藤川 昌樹 筑波大学, 大学院システム情報工学研究科, 助教授 (90228974)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 俊 筑波大学, 大学院システム情報工学研究科, 助教授 (60212320)
黒田 乃生 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 助教授 (40375457)
上北 恭史 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 講師 (00232736)
吉田 友彦 筑波大学, 大学院システム情報工学研究科, 講師 (40283494)
小嶋 華津子 筑波大学, 大学院人文社会科学研究科, 講師 (00344854)
|
Keywords | 東アジア / 街区保存 / 都市保存 / 四合院 / 北京 / 京都 / 歴史文化保護区 / 重要伝統的建造物群保存地区 |
Research Abstract |
本研究は北京と京都を比較対象として、有効な街区保存手法についての提案を行うことを目的とするものである。 2006年度は、2006年5月に白川村にて行ったワークショップ、8月に行った北京街区保存補足調査、12月に東京で行った国際シンポジウムにおける研究発表の三つが研究の柱となった。 5月のワークショップは、12月のシンポジウムの内容を確定するために予備的に行ったもので、清華大学研究者4名(毛其智・張杰・譚縦波・辺蘭春)と日本側研究者4名(藤川昌樹・黒田乃生・上北恭史・吉田友彦)が研究発表を行い、意見交換を行うと共に、白川村の保存について行政側から説明を受けた。また、高山・古川の両町並みの保存地区の調査を行った。 8月の補足調査では、北京市南鑼鼓巷の保存・修景物件に関わる補足調査を行うと共に、北京市東城区の行政担当者へのヒアリング、伝統的建築の修理・修景に関わる設計者(馬炳堅氏)へのヒアリングを行った。 12月の国際シンポジウム(12月3日、於秋葉原コンベンションホール)では、清華大学の毛其智・張杰・譚縦波・辺蘭春および筑波大学の藤川昌樹・吉田友彦が研究発表を行うとともに、工学院大学・後藤治教授、ソウル国立大学・田鳳煕部教授を招き、日中韓の3ヶ国の都市保存について比較しながら議論を行った。なお、シンポジウムに先立ってプロスィーディングス(渡辺俊編『東アジアにおける首都の近代化と都市保存』)を作成し、会場にて配布すると共に、国内外の研究者に配布した。
|
Research Products
(1 results)