2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16360421
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
滝 史郎 広島大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20020240)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 琢磨 広島大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (90232991)
八房 智顕 広島大学, 大学院・工学研究科, 助手 (50346524)
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Keywords | デトネーション / 推進機関 / パルス・デトネーション・エンジン / 超音速燃焼 |
Research Abstract |
本研究は宇宙航空機用推進機関として高性能が期待される,デトネーション推進のシステムが成立するための基本的要素の課題を解決することを目的とするものである。特に実現性の高いパルス・デトネーション・エンジンについて,燃焼室本体だけでなく吸気系,排気系も含めて各要素の基礎特性を明らかにして,エンジン開発に向けてのデータを準備する。実験装置は前年度に基本的には完成させたので,本年度はその確実な作動のための改良を行いながら,以下のような研究を行った。(1)長時間運転に向けて補機としてのタービンど組み合わせて試験的なシステムをつくり実験,特性などを検討した。(2)前年度に制作した多気筒エンジンを使って,安定に運転する技術を確立し,模擬高周波運転による排気圧特性,集合排気ノズルの連続的運転に及ぼす影響の調査,などを行った。(3)プレ・デトネーターによる主燃焼室での確実な起爆技術を確立するための技術的検討を行った。特に起爆条件を満たしにくい液体燃料空気混合気を用いて実験した。(4)さらに,デトネーション特性を調べた。種々の混合気について,主にデトネーション限界付近の必要なデータを実験して取得した。(5)数値シミュレーションでは,起爆,排気干渉など実験と並行して行って,実験結果の検討に用いたほか,デトネーション共鳴による超高周波パルス・デトネーション・エンジンの可能性を調べた。(6)開発競争が国際的に始まっているので,国際会議に参加し成果を発表すると同時に,関連する研究,開発の動向調査を行った。また,我が国における研究を促進させるために関連する研究者を組織してシンポジウムを開催した。
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Research Products
(2 results)