2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16360437
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
石田 廣史 神戸大学, 海事科学部, 教授 (60031473)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永田 進一 神戸大学, 内海域環境教育研究センター, 教授 (10108847)
庄司 邦昭 東京海洋大学, 海洋工学部, 教授 (80092584)
塩谷 茂明 神戸大学, 海事科学部, 教授 (00105363)
福代 康夫 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 教授 (10165318)
香西 克俊 神戸大学, 海事科学部, 教授 (30186613)
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Keywords | 船舶 / バラスト水 / プランクトン / バクテリア / 菌 / 重金属 / 処理技術 / 開発 |
Research Abstract |
1.船舶バラストタンクにおけるバラスト水の循環及び交換過程における特性を明らかにするため、3次元循環式模型タンク実験とバラストタンク3次元数値シミュレーションを行い、バラスト水循環と交換過程の特性について研究を行った。 2.LNGタンカーと日本〜中近東航路にて、バラスト排水・沈殿物の調査及び研究を継続した。2006年度では、春、夏、秋、冬季の2航海において、バラスト水採水とバラストタンク底の沈殿物・泥の調査を実施した。 3.バラスト水交換海域の海水中プランクトンの分析と人工衛星観測によるクロロフィルαの解析研究を継続した。 4.2006年度の春季と夏季の2航海において、バラスト水におけるプランク及びバクテリアなどの微生物特性の調査(プランクトンの分類とバクテリアおよび菌類の分析)を実施し、観測調査を終了した。また、バラスト排水およびタンク底の沈殿物・泥の化学特性を明らかにするため、重金属類と有機・無機窒素・炭素の分析調査を実施し、観測調査を終了した。 5.2006年度の秋季と冬季の2航海においては、バラスト水と沈殿物内のプランクトンの死骸やシストのDNA分析を開始した。 6.圧縮空気銃による衝撃波と、微小気泡崩壊に伴う衝撃波によるバクテリア・海洋微生物の不活性化に関する実験研究を実施した。 7.国際海事機構の船舶バラスト排水関係委員会での船舶バラスト水の処理方法や管理方法についての条約とその動向に関する情報収集を継続した。
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Research Products
(13 results)