2004 Fiscal Year Annual Research Report
津波による沿岸海域に設置された係留浮体の被災予測に関する研究
Project/Area Number |
16360442
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
増田 光一 日本大学, 理工学部, 教授 (10120552)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 昌奎 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (70272515)
小林 昭男 日本大学, 理工学部, 助教授 (80318360)
近藤 典夫 日本大学, 理工学部, 講師 (90178418)
居駒 知樹 日本大学, 理工学部, 助手 (50302625)
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Keywords | 津波 / 防災 / 駿河湾 / 粒子法 / VOF法 / GIS |
Research Abstract |
断層モデルを用いて津波初期波形を予測し,その結果から長波シミュレーションを実施するプログラムを開発した。これを用いて駿河湾に津波が発生した場合の伝播状態をシミュレートした。一般にいわれるように御前崎はもちろん清水港から湾奥にかけて津波高が高くなる結果を得た。さらに,伊豆半島東側に向かって回折した津波が伝播し東伊豆方面で津波が大きくなる傾向を得た。電子等深線データから,任意のグリッドデータ作成プログラムを構築し,駿河湾の水深データ作成を可能とした。 GIS防災マップ作成のために駿河湾沿岸地域の防災状況調査を実施した。このデータをGISに組み込むことが可能となった。その際,漁港,マリーナなどの既存施設のデータを取得することで,今後のGIS構築の材料を得た。 次年度以降に津波応答予測システムの検証データとなりうる実験データの取得を行った。津波を模擬した浮体応答実験を実施することで,弛緩係留浮体の運動応答,係留索張力応答のデータを得た。 強非線形波シミュレーションプログラム作成グループは,3次元VOF法のプログラムを基本を構築することが出来た。また,MPS法による波浪解析プログラムも2次元問題の範囲でほぼ構築することができた。 これらのベースプログラムを用いて,次年度以降は具体的な被災予測とそのマップ作成が可能となった。
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