2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16370006
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
岩崎 博史 横浜市立大学, 国際総合科学研究科, 教授 (60232659)
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Keywords | 分裂酵母 / 相同組換え / DNA二重鎖切断 / ゲノム安定性 / Rhp51 / Swi5 / Sfr1 / DNA修復 |
Research Abstract |
本研究は,分裂酵母をモデル実験系として相同組換えによるDNA修復機構を明らかにしようとするものである。本年度は,以下の成果を得た。 (1)試験管内組換え反応系の構築とこれを用いた反応機能の解析 Rad51,Rad22,RPA,Swi5,Sfr1タンパク質のリコンビナントによる発現系および精製法を確立し、試験管内鎖交換反応を確立した。この系を利用して、Rad22,Rad51,Swi5-Sfr1,RPAそれぞれのコンポーネントの役割を解析した。特に、重要なことは、Rad22が、組換えの反応の順序を厳密に制御しているin vitroの証拠を示すことができたことである。 (2)DNA二重鎖切断修復産物をモニターする系の構築 T.Humphreyの開発した実験系を改良して、DNA二重鎖切断修復産物をモニターするシステムを構築し、2種類のメデエーター(Swi5-Sfr1とRad55-Rad57)の、機能的差異を解析した。その結果、Rad55-Rad57は交差型組換え産物の生成に必須であるが、Swi5-Sfr1は必ずしも必須ではないことを明らかにした。 (3)Slr9の解析 新規組換えタンパク質として同定したslr9の、体細胞分裂期のリン酸化状態と減数分裂期の役割を解析した。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Fission yeast Swi5/Sfrl and Rhp55/Rhp57 differentially regulate Rhp51-dependent recombination outcomes.2007
Author(s)
Akamatsu Y, Tsutsui Y, Morishita T, Siddique, MDP, Kurokawa, Y., Ikeguchi M, Fumiaki Yamao F, Arcangioli B, Iwasaki H
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Journal Title
EMBO J. 26
Pages: 1352-1362
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