2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16370015
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Research Institute for Humanity and Nature |
Principal Investigator |
中静 透 総合地球環境学研究所, 研究部, 教授 (00281105)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴田 銃江 森林総合研究所, 森林植生領域, 主任研究員 (10343807)
正木 隆 森林総合研究所, 森林植生領域, 主任研究員 (60353851)
星崎 和彦 秋田県立大学, 生物資源科学部, 助手 (30322655)
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Keywords | 温帯樹木 / 新規加入制限 / ロジスティック回帰 / 種子散布 / 実生 / 種子散布 / 発芽環境 / 生存環境 |
Research Abstract |
本年度は、(1)これまでに得られたデータの解析と方法の標準化、(2)環境計測の開始、(3)種子散布および実生の発生・生存に関する観測の継続を行う。 (1)これまでに得られたデータの解析: これまでに十分なデータの得られた樹種を選び解析を行い、相互比較の可能な解析方法を検討した。 (2)環境計測の開始 セーフサイト条件を特定するため、すべての実生センサス用の方形枠について、光条件、土壌水分、林床植生、鉱質土壌の露出状況、同種の母樹からの距離を計測した。 <光条件>夏季に実生方形枠の中心で全天写真を測定し、開空度を測定した。 <土壌条件>実生の発生が終わり、死亡が頻繁に起こる時期に、すべての方形枠のすぐ脇で土壌サンプルを採取し、土壌水分含量を測定した。 <林床植生量>夏季に各方形枠の直上(1.5m)から写真撮影を行い、林床植生を写しこみ、画像解析し、被植率を計算した。 <鉱質土壌の露出状況>春先、林床植物が葉を展開する前に、すべての方形枠の直上で方形枠を撮影し、画像解析により鉱物質土壌の露出%を計測した。 <同種の成熟木からの距離>実生調査地の周辺数十メートルの範囲で成熟木の位置図をもちいて、すべての方形枠について、各樹種の最近接成熟木からの距離を測定した。 (3)実生の発生・生存に関する観測の継続 種子を少産する樹木やマスティング現象を示す樹種を特定し、これらのデータを補充するため、観測を継続した。
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Research Products
(8 results)
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[Journal Article] Temporal and spatial variation of forest biomass in relation to the stand dynamics in a lowland tropical rainforest.2004
Author(s)
Hoshizaki, K., Niiyama, K., Kimura, K., Yamashita, T., Bekku, Y., Okuda, T., Quah.E.S., Supardi, N.M.N.
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Journal Title
Ecological Research 19
Pages: 357-363
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[Book] 森のスケッチ2004
Author(s)
中静 透
Total Pages
236
Publisher
東海大学出版会
Description
「研究成果報告書概要(和文)」より
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