2006 Fiscal Year Annual Research Report
ブナ林内の景観と環境情報の定時伝送蓄積によるインターネット環境学習データの作成
Project/Area Number |
16380023
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
斎藤 馨 The University of Tokyo, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (70215531)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩岡 正博 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 准教授 (40213269)
藤原 章雄 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教 (60292794)
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Keywords | サイバーフォレスト / 景観 / 環境情報 / 伝送 / ブナ林 / 環境学習 / 環境音 / ブログ |
Research Abstract |
(1)無電源地に太陽光発電システムを設置し、定時伝送システムに24時間電源供給を実現した。 (2)無電源地でブナ林、2次林、人工林の森林景観と気象データを、携帯電話データカードを用いて、毎日定時に伝送するシステムを開発設置し、運用を続けている。 (3)森林映像インターネット配信サーバの稼働を開始た。日々データカードで伝送蓄積している景観データについては、インターネットを使い、(a)PodcastによりPCとiPodに日々配信、(b)ブログによりPCと携帯電話への配信システムを開発し、運用を続けている。 (4)過去13年間の高品質映像データから、紅葉期についてデジタル化し、配信サーバにデータベース化して組み込んだ。 (5)環境学習教材開発と検証実験を行った。上記の(3)、(4)を用い、森林映像による過去13年間の紅葉期の季節変化と、定時伝送システムとインターネット配信により日々送られる紅葉期の映像データを用いた、環墳学習プログラムを開発した。プログラムは、(a)映像による季節区分クイズ、(b)13年間の紅葉期映像パンフレットによる解説、(c)カエデ類の実物の葉の配布、(d)紅葉実験キットの説明と配布とした。 (6)小学生とその家族を含む約100名による検証実験を行ない、アンケートを行った。 (7)紅葉期が終わった後に、伝送映像と別に、高精細な映像を編集したDVDを制作し、郵送配布しアンケートを行った。 (8)(5)でのプログラムでは、(a)が最も良かったと回答され、プログラム実施後に携帯電話やインターネットによる日々の配信映像を見てもらえることが分かった。また(7)では、ブログと携帯電話での視聴者が最も多く、森林景観の日々の様子を映像により観察する場合、重要なメディアであることが示された。
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Research Products
(6 results)