2005 Fiscal Year Annual Research Report
アジア・モンスーン地域の都市発展と自然環境改変の相互メカニズム
Project/Area Number |
16380029
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture |
Principal Investigator |
蓑茂 寿太郎 東京農業大学, 地域環境科学部, 教授 (30078208)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 忠一 東京農業大学, 地域環境科学部, 助教授 (50152799)
阿部 伸太 東京農業大学, 地域環境科学部, 講師 (70256642)
入江 彰昭 東京農業大学短期大学部, 環境緑地学科, 講師 (50299939)
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Keywords | アジア・モンスーン / 環境計画・設計モデル / 特定地域学 / 公園緑地 / ランドスケープ・デザイン |
Research Abstract |
本研究は、アジア10都市を研究対象とし、都市発展と自然環境改変の相互システムを解析することを目的としている。都市形成史と自然環境データを下に実態解明のプロセスで研究を進めることとし、研究法に比較都市研究を採用し、ランドサットデータを駆使して、定量的、定性的改変を把握し、緑地分布の自然依存性と都市計画実施の成果の効果を明らかにし、さらに自然環境保全に向けた計画の構造を展望することを目標としている。 具体には、比較都市形成史によるアジア都市の都市発展の動向解析、およびランドサットデータによる都市の自然環境改変推移の解析により、緑地計画実施による自然環境保全効果の対応、緑地分布の依拠性を解析し、これらをふまえて、都市発展と自然環境改変の相互メカニズムを解明する。 本年度は、特に人工衛星データによる自然環境改変推移の解析として、主に北京、上海、マニラ、バンコク、ソウルなどの都市を対象として、自然環境の解析、TMデータなどを用いて定量的に解明した。 また、都市の都市形成史、都市の自然環境の実態、ならびに緑地計画の実施の実態を調査分析し、その特性を明らかにした。
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