2005 Fiscal Year Annual Research Report
資源循環型産業システム構築のための耐熱性セルラーゼ高度開発研究
Project/Area Number |
16380062
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Research Institution | Ishikawa Prefectural University |
Principal Investigator |
熊谷 英彦 石川県立大学, 生物資源環境学部, 教授 (70027192)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片山 高嶺 石川県立大学, 生物資源環境学部, 講師 (70346104)
玉置 尚徳 京都大学, 大学院・生命科学研究科, 助手 (20212045)
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Keywords | 熱安定性セルラーゼ / 熱安定性β-グルコシダーゼ / Thermoascus aurantiacus / β-グルコシターゼ遺伝子 / Piehia pastris / bgI / bgII |
Research Abstract |
耐熱性のカビThermoasous aurantiacus IF09748から高い熱安定性を持っβ-グルコシダーゼBgl-1を精製、その部分アミノ酸配列を決定し、degenerateプライマーを使用して、cDNAクローニングを行い、遺伝子配列を決した。そのアミノ酸配列から、GHファミリー3に分類されることが明らかとなった。、次に、メタノール酵母Piohia pastrisを宿主として本酵素を細胞外に分泌生産させ、組み換え酵素の精製を行った。その諸性質を検討したところ、予想通り高い熱安定性とpH安定性を示した。 また、これとは別に、Thermoascus aurantiaous IF09748よりβ-グルコシダーゼ遺伝子bgl-2を取得した。本酵素は、Bg1-1とアミノ酸配列で約50%の相同性を示し、GHファミリー3に分類されることが明らかとなった。また、P.pastriesを宿主として、組み換え酵素を発現させ細胞外に蓄積させた。Bgl-2は、他のGHファミリー3酵素とは違って、有機溶媒中で高活性を示した。Bg1-2には、他のグリコシダーゼには見られない疎水性領域が存在しており、本領域が有機溶媒耐性に関与している可能性が示唆された。
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Research Products
(2 results)