2005 Fiscal Year Annual Research Report
RNA干渉を利用した医療用遺伝子操作家畜の開発に関する基礎研究
Project/Area Number |
16380197
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
東條 英昭 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (20041668)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内藤 邦彦 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (20188858)
成瀬 勝俊 東京大学, 大学院医学研究科, 助手 (50291323)
菊地 和弘 (独)農業生物資源研究所, 主任研究官 (20360456)
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Keywords | RNAi / トランスジェニック / ブタ卵子 / α-1,3-Gal / 医療用家畜 / EGFP |
Research Abstract |
本研究では、標的遺伝子に対し最大のRNA干渉効果を得るためマウスおよびブタで、β-カゼイン遺伝子の乳腺での発現抑制ならびにα-1,3-ガラクトース転移酵素(α-1,3Gal)遺伝子の全身性の発現抑制を目標に、2種類のカセット遺伝子の構築を試みた。現在、カセット遺伝子を構築中である。Tgブタを作出し利用するに当り、受精卵の準備や体外発生に関し様々な課題がある。ブタ受精卵を高率に得るための基礎研究としてブタ卵子の体外成熟過程について分子レベルの機構について調べた。ブタ卵子の活性化はCyclinBの分解により起こること、ブタ顆粒膜細胞の核をブタ卵子に移植した実験からcyclinBやMAPキナーゼが染色体周辺に存在することを見出した。ブタ卵子の除核実験から、成熟過程におけるMAPキナーゼの活性化に卵核胞物質が必要でないことを明らかにした。ブタ卵子の成熟過程で、RSKの活性化を明らかにした;MPFの活性は卵子の成熟に必須であること、ブタ卵子の卵殻胞崩壊にcyclinBの合成は必要でないことを明らかにし、ブタ核移植によるクローンブタ作製効率の向上において重要な知見を得た。
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Research Products
(6 results)