2004 Fiscal Year Annual Research Report
極限乾燥地バイオマス遺伝子資源の機能開発と有効利用
Project/Area Number |
16380215
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
安部 征雄 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (70015808)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤村 達人 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (70292513)
中村 幸治 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 助教授 (40212097)
宮崎 均 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 助教授 (40183636)
礒田 博子 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 助教授 (00375429)
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Keywords | 乾燥地 / 生理活性物質 / 耐性遺伝子 / 環境分析 / スクリーニング |
Research Abstract |
乾燥地有用資源の創出として、既報の土地利用形態別の収録資料及び筑波大学と中国側の代表的な大学で進められた日中拠点大学交流プロジェクト実施成果から情報を収集し、中国内モンゴル自治区内から研究対象とする極限乾燥環境地域を,抽出・選定した。このような劣化土壌、極限環境地域で生育する耐性微生物のスクリーニングを行い、遺伝子工学的方法により、機能変換を試み、活性の上昇した遺伝子産物の取得を行っている。 次いで選定された環境に生育する生物資源のうち、地域特有の漢方薬材料に用いられている植物等を中心に、生体の恒常性維持(内分泌系、神経系、免疫系)に有効な生理活性成分のスクリーニングを動物細胞工学的手法を用いたバイオアッセイ法によって行った。さらに、動物細胞培養法を用いて動物・ヒトの細胞、遺伝子レベルで評価するための有効成分の抽出、同定を試みた。これらについては、搬出した成分が現代病である糖尿病、高血圧、各種アレルギーなどの病症機構の情報伝達系にどのような影響を及ぼすか展開する予定である。 簡易モニター法を導入した極限環境の適正水質評価としては、極限乾燥環境地域では植物に吸収される塩類バランスがかたよっていること、また、特定植物に使われる農薬類の影響が温暖湿潤な地域に比べて著しいことが考えられたことから、植物生育環境の周辺地下水の動態、および植物の熱ショックタンパク質を用いた影響評価において調べたところ、異常値が認められた。そこで、バイオマス資源に利用されている水の動態を把握することを目的とし、直接利用されている水源水質についてWHOのガイドラインに基づいた人の健康に密接に係わる項目を選定し、モニタリングの準備を実施した。今年度は、機器分析法として赤外分光(FT-IR)分析法による微量化学物質の高感度分析法を用いて分析し、従来の手法と比較評価を行った。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] TPositional cloning of the rice Rf-1 gene, a restorer of BT-type cytoplasmic male sterility that encodes a mitochondria-targeting PPR protein2004
Author(s)
Akagi, H, Nakamura, A, Yokozeki-Misono, Y, Inagaki, A, Takahashi, H, Mori, K, Fujimur T
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Journal Title
Theoretical And Applied Genetics 108(8)
Pages: 1449-14574
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