2004 Fiscal Year Annual Research Report
ヒトの発生・精神神経発達異常と染色体微細構造異常に関する研究
Project/Area Number |
16390101
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
松本 直通 横浜市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (80325638)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新川 詔夫 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (00111170)
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Keywords | 精神発達遅滞 / マイクロアレー / 染色体異常 / 流産 / 遺伝子 |
Research Abstract |
(1)BAC/PACクローンの収集:既にヒト全ゲノム上に約1.5Mb毎に均等に配置しFISHで想定される部位にのみシグナルを呈する2000個のクローンの収集に加えさらに2000個の検証済みBACクローンを収集した。 (2)クローンDNA抽出およびDOP-PCRによる増幅ならびにマイクロアレーの作成:全てのクローンについてはDNA抽出を完了した。このDNAを用い5'端をアミノ基でラベルしたヒトゲノムに特異的にハイブリする3種類のDOPプライマーでBAC DNAを増幅した。スポッティングは、スリットピンによるマルチスポッターを使用し試みるもうまく作動しなかった。他のスポッティングを検討したところインクジェット方式が優れており2100個レベルのアレーを既に作成した。 (3)検体の集積状況:解析予定であるMRおよびMR症候群患者は既に約150例集積している。流産物も20例保有している。 (4)ゲノム異常の検証:2100アレーを用いてMR患者30例の検証を行い、5例に構造異常を同定した。さらにMR症候群の一つであるKMS40例の解析も開始した。 (5)ゲノム異常の詳細な解析:確認された患者の染色体微細欠失・重複については速やかに、保有しているRPMI-11ヒトゲノムライブラリーを利用して詳細な物理地図を作成し、候補遺伝子のリストを作成した。候補遺伝子については、ゲノム異常を認めなかった保有する患者・検体群でダイレクトシーケンシング法によって遺伝子異常の有無を確認する予定である。
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