2006 Fiscal Year Annual Research Report
高齢化社会を豊かにするIT活用医療支援システムの構築:特に褥瘡予防と排尿管理
Project/Area Number |
16390153
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
秦野 直 東京医科大学, 医学部, 教授 (10101924)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橘 政昭 東京医科大学, 医学部, 教授 (70129526)
青柳 貞一郎 東京医科大学, 医学部, 助教授 (40291679)
吉岡 邦彦 東京医科大学, 医学部, 講師 (60220589)
並木 一典 東京医科大学, 医学部, 講師 (40256243)
大野 芳正 東京医科大学, 医学部, 講師 (40266482)
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Keywords | 寝相 / 三次元センサ / コンピュータ / インターネット / 褥創 / 介護 / ジグビー / 無線 |
Research Abstract |
本年は平成16年度より平成18年度の最終年度に当たる。本年は、実際に使用できる端末の完成を目指した。また端末を動作させるためのソフトウェアを作成した。16〜17年度で作成した端末は、9×13.5×3.5cmの大きさで、サイズが大きく、実際に使用するのは困難であった。また有線(RS232C)でデータを送るため、実際に腹部に装着して寝返りを測定しようとすると、線がからまり実用に使用するのは困難であった。本年製作した端末はこれまでの経験を生かし、有線を無線に変更し、かつ体位センサーをロータリーエンコーダより、三次元重力加速度センサーに変更し、小型軽量かつ低消費電力な実用的な端末を完成させた。センサーを重力加速度計に変更したことにより、同時に低電力化に成功した。無線の規格はGigbeeを使用した。Gigbeeは最大約60000個の端末を接続することができるとされており、またそれぞれが中継機能を有するとされているが今回は中継機能は使用していない。低電力化により約3日間の動作に成功した。今回の改良により、実際に使用できる実用型の端末が完成した。また本端末を動作させるためのソフトを作成した。このソフトは、三次元の加速度より端末の方向を探知し、一秒間に約100回のサンプリングが可能である。これにより端末の回転方向を探知することができる。実際のデータの蓄積は一秒間に2回おこなった。このデータから回転方向、寝返り回数。寝返り角度の合計などの詳細なパラメータの計算をおこなった。本端末の完成をもち今回の研究の最終的な目的が達せられたと考えている。
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Research Products
(4 results)