2004 Fiscal Year Annual Research Report
Alzheimer病におけるAβ,tau蓄積および神経細胞死の治療法の開発
Project/Area Number |
16390251
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
東海林 幹夫 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (60171021)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松原 悦朗 国立長寿医療センター, アルツハイマー病研究部, 室長 (70219468)
阿部 康二 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (20212540)
池田 将樹 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (50222899)
|
Keywords | アルツハイマー病 / Aβ / tau / 神経細胞死 / トランスジェニックマウス / 治療法 |
Research Abstract |
TauTgP301L, APPsw x tauTgP301L TGマウスと対照を大量に繁殖・飼育し,PCRによって実験に必要な匹数のマウスを準備した.経時的な病理所見の統計的処理を行った.10〜18ヶ月齢APPsw x tauTgP301L TGマウスに毎週1mgの抗Aβ42抗体とマウスIgGの腹腔投与を行った.また,Alzetポンプによる脳内への直接投与も行った.0.5mg/ml濃度メラトニン飲料水の投与を開始した.シグマ社製recombinant tau(50μg)をリン酸緩衝液中で凝集させ,アジュバントとともにtauTgP301L TGマウスに投与開始し,2週間後に再免疫した.以後,1ヶ月ごとに再免疫し,15ヶ月齢まで続けた.それぞれの群のマウスでRotarod試験,Water maze試験を行った.以後,Rotarod試験は毎月,Water maze試験は13,15ヶ月齢で繰り返し行った. ワクチンや抗Aβ抗体によって治療した各群のマウスの脳を各種Aβ抗体による免疫染色による定量的な画像処理とELISAで検討した.神経原線維変化(NFT)を発現する各マウス脳を各種tau抗体による免疫染色とGallyas-Braak染色によってNFTの出現を検索し,抗Aβ42抗体投与によってAβ沈着の改善が,実際にNFTを改善するか病理学的な定量的な画像処理を行った,治療経過中に死亡したマウスは全例,脳・全身組織を病理学的に検索し,脳炎などの副作用の評価を行ったが,今のところ副作用はみられていない. recombinant tauをアジュバントとともに山羊に免疫を開始した,今後,ELISAを作成する.Green fluorescent protein(GFP)を発現する妊娠transgenic miceマウスからneurosphereの継代・維持培養中である.
|
Research Products
(7 results)