2004 Fiscal Year Annual Research Report
頭部外傷、脳虚血後のneurogenesis制御機構の解析:神経栄養因子との関連
Project/Area Number |
16390406
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
吉村 紳一 岐阜大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (40240353)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩間 亨 岐阜大学, 大学院・医学研究科, 教授 (20303498)
矢野 大仁 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (00332685)
大江 直行 岐阜大学, 大学院・医学研究科, 講師 (60362159)
加藤 雅康 岐阜大学, 医学部附属病院, 助手 (60345783)
北島 英臣 岐阜大学, 大学院・医学研究科, 助手 (90377656)
|
Keywords | neurogenesis / traumatic brain injury / brain ischemia / neural stem cell |
Research Abstract |
1.病態モデルマウスまたはラットの作成: (a)脳虚血モデル:マウスを用いて脳虚血モデルを作成した。今回はまず中大脳動脈閉塞モデルをlaser Doppler血流計でのモニター下でのmonofilament挿入により作成した。術後TTC染色により脳梗塞のvolumeを計測した。 (b)頭部外傷モデル:頭部外傷作成器(Injury Device,フィジオテック製)にてCCI(controlled cortical impact model)を作成した。打撲部の濃飛室欠損volumeをスライスで計測した。また海馬の変化についてもHE染色で確認を行った。 2.海馬からのneural stem cellの分離、培養: マウス・ラット胚脳からの培養技術(sbhere法)は当教室ですでに確立しているが、今回は頭部外傷後の海馬から取り出したneural stem cellを培養しIn vitroでの増殖、分化に与える影響を各栄養因子(FGF-2,EGF,HGF,neurotrophin-3,BDNF,NGF,PDGF)について濃度依存を確認しつつ検討している。 3.病態モデルの病理学的、分子生物学的検討: 疾患モデル作成後、6-8日後にBrdUを腹腔内し、その後、経時的にsacrificeしている。transcardial perfusionの後、脳スライスを作成しBrdU染色を行い、良好な染色を確認した。
|
Research Products
(1 results)