2004 Fiscal Year Annual Research Report
前立腺肥大形成におけるホルモン応答性増殖機構の解析
Project/Area Number |
16390460
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高橋 悟 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (50197141)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 聡 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40251251)
浦野 友彦 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (20334386)
久米 春喜 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (10272577)
松本 信也 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (50345196)
|
Keywords | 前立腺 / efp / 14-3-3σ |
Research Abstract |
前立腺細胞増殖におけるefp遺伝子の役割; 前立腺上皮・癌細胞株における細胞周期のnegative regulatorである14-3-3σの発現を解析した。癌細胞は正常上皮細胞に比べ、有意にその発現が低下していた。またそのLNCaPにおける不活化にはpromotorのhypermethylationが関与していた。一方、DU145,PC3では、proteasome-mediated proteolysisが関与しており、proteasome阻害薬であるMG132の投与にて14-3-3σの発現は回復した。またベクターを用いてefp遺伝子を強制発現させた前立腺細胞株では、14-3-3σの発現低下と細胞増殖能能の亢進を認めた。 efp遺伝子ノックアウトマウスにおける前立腺形態、ならびに組織学的検討: 雄efp遺伝子ノックアウトマウス(-/-)、(+/-)、ならびにコントロールのワイルドタイプマウス(+/+)を、第2月、6月、12月、24月齢にて屠殺。前立腺をventral, dorsolateral, anteriorlobesの各部位ごとに分けて摘出した。摘出前立腺標本は重量測定、形状の観察を行った後、パラフィン包埋しHaradaらの方法に準じて(Prostate25:147,1994)、前立腺上皮、間質の形態を解析した。これまでのところ明らかな組織学的な相違を認めなかった。このため、testosterone, estradiol同時投与下飼育による形態学的変化を解析中である。
|
Research Products
(1 results)
-
[Journal Article] 14-3-3sigma is down-regulated in human prostate cancer.2004
Author(s)
Urano T, Takahashi S, Suzuki T, Fujimura T, Fujita M, Kumagai J, Hoie-Inoue K, Sasano H, Kitamura T, Ouchi Y, Inoue S.
-
Journal Title
Biochem.Biophys.Res.Commun. 319
Pages: 795-800