2005 Fiscal Year Annual Research Report
StAR蛋白質結合蛋白質(SBP)のステロイドホルモン産生における役割の解明
Project/Area Number |
16390470
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
菅原 照夫 北海道大学, 大学院・医学研究科, 助手 (40250451)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
星 信彦 神戸大学, 農学部, 教授 (10209223)
水上 尚典 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40102256)
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Keywords | StAR蛋白質結合蛋白質 / StAR / コレステロール / ステロイドホルモン / 先天性副腎過形成 |
Research Abstract |
1.SBP老ステロイドホルモン産生の解析 ステロイドホルモンの産生の律速段階はコレステロールをミトコンドリアの内膜に輸送する段階であり、StAR蛋白質がステロイドホルモンの産生を調節している。下垂体ホルモン(LH, FSHおよびACTH)の作用は内因性cAMPの増加による。今回、SBPのプロモーター1aと1bについてクローニングすることに成功した。 2.SBPの細胞機能の解析 SBPはSTARTドメインに結合する。SBP蛋白質のコレステロールおよびリン脂質の輸送機構をGFP融合蛋白質を作成し、SBPとコレステロールの細胞内の移動を形態学的に明らかにした。 3.卵巣機能不全とSBP遺伝子 ステロイドホルモンの産生不全から生じる疾患は単一な遺伝子疾患よりもむしろ多因子疾患である可能性がある。ステロイドホルモンの産生に関与する因子は複数の因子が複雑に関連している。ステロイドホルモンの産生に関与する卵巣機能不全、月経異常、不妊症、流産、寡少精子症、不育症あるいは多嚢胞性卵巣における疾患のうち、SBPの遺伝子多型と寡少精子症の関連が明らかになった。
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Research Products
(2 results)