2006 Fiscal Year Annual Research Report
NotchおよびNovシグナルの調節による硬組織再生誘導とその臨床的展開
Project/Area Number |
16390543
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
川島 伸之 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, COE拠点形成特任講師 (60272605)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
勝部 憲一 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (20233760)
坂本 啓 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助手 (00302886)
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Keywords | Notch / Nov / 骨芽細胞 / 分化 / 石灰化 |
Research Abstract |
未分化間葉系細胞から骨芽細胞への初期のコミットメントにおいて、Runx2およびOsterixが重要であると考えられているが、骨芽細胞分化を誘導するメカニズムの詳細についてはいまだ不明な点が多い。我々は、さまざまな細胞の分化に重要な働きをもつNotchが、未分化間葉系細胞の骨芽細胞への分化および石灰化においても関与していることを明らかにしてきた。すなわち、Notchシグナルを入れることにより骨芽細胞分化が抑制され、逆にそれをブロックすることにより骨芽細胞分化が促進された。 ところで、CCNファミリーにはCCM(Cyr61)、CCN2(CTGF)、CCN3(Nov)などが含まれ、様々な組織の発生・分化に関与している。今回、CCN3/Novが骨芽細胞分化にも関与している可能性を見出した。すなわち、Novの強制発現は骨芽細胞分化を負の方向に制御している。なお、Notchシグナルにより発現が増加する遺伝子にNovも含まれており、NotchシグナルによりNovの産生が誘導される。また、NovはNotchと結合することがすでに報告されており、Notchにより誘導されたNovがさらにNotchシグナルを増強している可能性が高い。すなわち、NovによりNotchシグナルが誘導され、さらにそのNotchシグナルがNov産生を誘導する回路が存在し、骨芽細胞の分化を制御しているものと思われる。今後、回路の詳細について明らかにしていく予定である。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Kinetics of RANKL, RANK and OPG expressions in experimentally-induced rat periapical lesions.2007
Author(s)
Kawashima N., Suzuki N., Yang G., Ohi C., Okuhara S., Kawanishi H., Suda H.
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Journal Title
Oral Surgery, Oral Medicine, Oral Pathology, Oral Radiology, and Endodontology (in press)
Description
「研究成果報告書概要(欧文)」より
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