2004 Fiscal Year Annual Research Report
遠隔診断支援のための顎顔面の形態と機能の三次元可視化システムの構築
Project/Area Number |
16390607
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
中島 昭彦 九州大学, 歯学研究院, 教授 (00037524)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 義満 芝浦工業大学, 工学部, 講師 (00318792)
上原 美智也 九州大学, 大学病院, 医員
中村 真吾 ベルテックジャパン, 研究開発部, 研究員
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Keywords | インターネット / 顎運動 / 骨格歯列統合画像 / コンピュータグラフィックス / 遠隔診断 / 三次元構築 / 表情解析 |
Research Abstract |
形態異常の改善を主訴として来院してくる矯正患者に対し、頭部エックス線規格写真(セファロ)や顔面規格写真を分析して異常部位を診断することが通常行われている。しかしながらセファロは骨構造の位置によって拡大率が異なり変形しているため分析値は実測値と異なっている。一方、断層エックス線写真から三次元構築した3D-CTによって立体的把握は可能であるが、高価な設備であるため設置が特定の施設に限られており、多量のエックス線被曝が必要となる。さらに近年ITの発達は著しく静止画像だけでなく動画像の遠隔送信も容易になってきた。 本研究は、医師のチェアーサイドのパーソナルコンピュータ上にインターネットを介して送られてきた患者のセファロや顔面規格写真などの形態情報ならびに表情や顎運動などの動画像(ビデオ)データを用いて形態と機能を三次元に再構築するとともにその動きを可視化し、遠隔診断システムとして臨床に応用することを目的としている。 本年度は、セファロおよび歯列模型から構築した三次元画像を患者の顎運動に合わせて駆動するシステムを2つの国際会議(International Conference of Virtual Systems and Multi Media, Conference on Machine Vision and Its Optomechatronic Applications)で発表した。また、日本医用画像工学会誌および8つの国内学会に発表し、そのうち日本矯正歯科学会では優秀発表賞が授与された。これらの一部は2編の論文として発表した。来年度は顎運動計測をより簡便化するように研究を立案中である。
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Research Products
(5 results)