2006 Fiscal Year Annual Research Report
8020達成のための住民生活習慣支援システム開発と歯の喪失予防の介入研究
Project/Area Number |
16390623
|
Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
中垣 晴男 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (10097595)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坪井 信二 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (30231442)
|
Keywords | 8020 / 健康づくり / 地域支援 |
Research Abstract |
8020達成のための住民の生活習慣チェック、および健康づくり支援システムの開発を進めるため、愛知県飛島村において調査研究を行なっている。健康支援プログラムを推進するため飛島村長、飛島村すこやかセンターの歯科衛生士、村内で開業の歯科医師、海部歯科医師会、愛知学院大学歯学部口腔衛生学講座らによる「8020飛島村歯の健康づくり委員会」を作成している。また、村の健康診断において口腔の健診と歯の健康づくり得点の調査を行なっている。健診会場では、8020歯のさわやか手帳に「歯の健康づくり得点」や口腔の状況を記録し、対象者に配布した。これは今後、継続的な指導を行なうためのもので、口腔の状況や得点の変化を対象者自身がいつでも知ることができるものである。さらに得点の低い約150名を対象に歯科衛生士による個別訪問を行い、生活習慣や口腔の健康について指導を行っている。この際、口腔内を撮影し、状況を記録するためのノート型パソコンと口腔内カメラの持ち運びのできるセットを作成した。これを歯科衛生士は携帯し訪問指導に用いた。個人への指導に先立ち、村の広報等を利用して村民への今回の健康づくり支援についての周知を行った。実際には、各個人に対して訪問を実施する予約を取り、各対象者の自宅へ訪問を行い、生活習慣指導や口腔内の健康を保つための指導を行った。また、別の対象群を設定して、歯の健康づくり得点を向上させ、よりよい健康づくりに役立てるためのオリジナルのリーフレットを作成した。このリーフレットは歯の健康づくり得点の各項目を説明しており、約150名の対象者には年1回、別の約150名の対象者には年3回に分けて郵送し健康づくり支援を行った。その結果、リーフレットを3回に分けて郵送した群は、歯科衛生士の訪問およびリーフレット郵送を受けなかった群と比較して、有意に得点が向上し歯と口腔の健康づくりに寄与していた。
|
Research Products
(3 results)