2004 Fiscal Year Annual Research Report
保健所保健師の専門的・総合的調整機能を強化する教育プログラムと教材の開発
Project/Area Number |
16390651
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
岡本 玲子 神戸大学, 医学部, 助教授 (60269850)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 貴美子 神戸大学, 医学部, 助手 (70324944)
塩見 美抄 神戸大学, 医学部, 助手 (10362766)
鳩野 洋子 国立保健医療科学院, 公衆衛生看護科学部, ケアシステム開発室室長(研究員) (20260268)
千葉 由美 東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生研究科, 助手 (10313256)
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Keywords | 保健所 / 保健師 / 専門性 / 調整機能 / 教育プログラム / 教材 / 地域看護 |
Research Abstract |
今年度の研究目標は、教育プログラムと教材の試案作成に向けた検討である。 今年度実施した内容は以下の通りである。 1.効果的な教育プログラム・教材について先駆事例と文献の検討 1)海外先駆事例の調査 (1)事例1 地域専門看護師のProfessional Developmentのための教育プログラム 英国、ロンドンシティ大学の標記プログラムの策定過程や内容を現地で教員より聴取した。また、資料を訳して内容を検討した。 (2)事例2 公衆衛生看護のためのコア能力と基準の作成 米国看護関連4機関が策定した標記基準について、それに参加したジョージメイソン大学の研究者らから策定過程や内容を現地で聴取した。また、関連資料より能力獲得に向けた取り組みのポイントについて検討した。 (3)事例3 NICHEプログラム(Nurses Improving Care to Healthsystem Elders) 米国、ニューヨーク大学の高齢者看護研究者らが中心に開発した11年間の実績を持つ教育プログラムについて開発関係者から現地で内容を聴取し、その教育内容やワークブック、OA媒体の内容を吟味した。 2)文献検討:保健師の能力、教育方法、教育プログラム、および開発方法等について 標記につき医学中央雑誌等より検索した文献の内容を検討した。 2.試案の内容に関する検討、および普及に至る展開に係る方法論の検討 我が国の保健所保健師における専門的・総合的調整機能の明確化とその獲得に向けた教育方法のあり方について、研究者や熟練保健師、他職種に聞き取り調査を行うとともに、1.で行った先駆事例や文献の検討結果も併せて、日本の保健師に効果的な教育内容やプログラム、教材は何かについて検討した。この際、今後の試案と教材の作成、普及に至る展開をどう辿るか、その過程についても検討した。
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Research Products
(5 results)