2007 Fiscal Year Annual Research Report
保健所保健師の専門的・総合的調整機能を強化する教育プログラムと教材の開発
Project/Area Number |
16390651
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
岡本 玲子 Okayama University, 大学院・保健学研究科, 教授 (60269850)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鳩野 洋子 国立保健医療科学院, 公衆衛生看護部, 看護マネジメント室室長 (20260268)
千葉 由美 東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生研究科, 助教 (10313256)
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Keywords | 保健師 / 教育 / 継続教育 / 専門性 / コンピテンシー / 評価 / キャリア |
Research Abstract |
本研究の目的は、保健所保健師の専門的・総合的調整機能を強化する教育プログラムと教材を開発することである。研究班では、この機能を強化するための教育プログラムと教材、およびその評価ツールを、先行研究「今特に強化が必要な保健師の専門能力」「保健師活動支援する研究者のアクションリサーチ」等の成果と、視察や文献学習による「既存の教育方法、教育プログラム活用の検討」「海外の専門能力基準の収集と学習」に基づいて開発した。具体的には、専門能力・コンピテンシー開発プログラムとしては、1.プログラム試案、2.CPD (Continuing professional development)学習動機づけプログラム、3.活動の必要性と成果を見せる能力開発プログラム、4.専門能力・コンピテンシー開発年間学習支援プログラム、5.保健師活動伝承教材を用いた専門能力・コンピテンシー開発プログラム、6.各種ワークシート、7.ホームページ「保健師ひろば〜未来へ〜を作成し、専門能力・コンピテンシーの測定用具・評価指標としては、1.住民の健康・幸福の公平を護る能力測定尺度、2.政策や社会資源を創出する能力測定尺度、3.住民の力量を高める能力測定尺度試案、4.活動の必要性と成果を見せる能力評価指標、5.専門性を確立・開発する能力測定尺度、6.アクションリサーチによるCPD支援6事例より、学習支援者の働きかけ指標と学習者の変化指標を作成した。これらは、今後、保健師の現任教育、卒後教育、基礎教育に活用でき、保健師が専門機能を高めることで人々の公衆衛生の向上への寄与が期待できる。
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Research Products
(20 results)