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2005 Fiscal Year Annual Research Report

遺体処理と祭祀に関する比較民俗学的調査研究

Research Project

Project/Area Number 16401027
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

古家 信平  筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (40173520)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 真野 俊和  筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (10171076)
中込 睦子  筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 助教授 (60302337)
徳丸 亜木  筑波大学, 大学院人文社会科学研究科, 助教授 (90241752)
鈴木 寛之  熊本大学, 文学部, 助教授 (00305179)
津波 高志  琉球大学, 法文学部, 教授 (90128489)
Keywords草墳 / 霊的職能者 / ユタ / ムーダン / 葬送儀礼 / 南島 / 廃仏毀釈 / 葬・墓制
Research Abstract

今年度は、2期に分けてフィールドワークを行った。夏季に日本側研究代表者・分担者5名および韓国の研究協力者3名で、鹿児島県沖永良部島の3集落において墓地の現状と葬送儀礼の調査を行った。火葬場が奄美地方の中では早い時期に完成していたが、土葬の時期の状況も聞き取り調査によってかなり復原された。廃仏毀釈の影響の下に神主が介入した盆の前後に行われた儀礼を観察記録した。
崖の洞穴に遺骨を並べる葬法が現在も観察されるにもかかわらず、現住の人々との関係が断たれていることの意味、南島に広く分布するユタあるいはそれに匹敵する霊的職能者の葬・墓制に果たした役割について、さらに調査をすすめることが課題となった。
秋期には日本側研究代表者・分担者3名,韓国側研究協力者3名が参加して、ソウル近郊のムーダンの儀礼調査と、南部の青山島における霊的職能者の調査を行った。いずれも昨年度からの継続調査で、韓国側ですでに研究が進んでいる儀礼の過程や意味についての考察は一旦置いて、個々の儀礼にかかわる個人依頼者の事情に立ち入って、儀礼の意味を考察するよう心掛けた。さらに、韓国語から日本語に翻訳する際に、民俗的背景を十分に勘案して置き換えるために、討論を深めることが出来た。南部の草墳は今後急速に廃棄され、伝統が途絶することが予想されているので、ビデオ映像資料とともに、公開できるように、整理を進めている。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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