2006 Fiscal Year Annual Research Report
在サハリン朝鮮民族の異文化接触と文化変容に関する基礎的研究
Project/Area Number |
16401035
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Research Institution | Historical Museum of Hokkaido |
Principal Investigator |
氏家 等 北海道開拓記念館, 事業部, 研究員 (70113462)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
朝倉 敏夫 国立民族学博物館, 民族文化研究部, 教授 (40151021)
村上 孝一 北海道開拓記念館, 学芸部, 研究員 (50150157)
山田 伸一 北海道開拓記念館, 学芸部, 研究員 (30291909)
池田 貴夫 北海道開拓記念館, 学芸部, 研究員 (30300841)
會田 理人 北海道開拓記念館, 学芸部, 研究員 (20370223)
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Keywords | 国際研究者交流 / サハリン / 韓国 / 朝鮮人 / 文化変容 / 衣食住生活 / 行事と信仰 / ライフ・ヒストリー |
Research Abstract |
1 海外調査 平成18年8月から9月にかけ、研究分担者の朝倉敏夫ならびに研究協力者の李愛俐娥が、ロシア・サハリン州ユジノサハリンスク周辺地域、および大韓民国ソウル特別市周辺地域において、在サハリン朝鮮民族および韓国への帰還者の生活文化の変遷について調査を行った。 2 国内調査 在サハリン朝鮮民族の生活文化の変遷にかかわることについて、北海道立図書館、函館市中央図書館、国立国会図書館などで、文献資料調査を行った。 3 国際シンポジウムの開催 平成18年9月30日に、北海道開拓記念館において、日ロ韓国際シンポジウム「サハリン朝鮮民族の生活文化-日本、ソ連そしてロシアへ-」を開催し、3力年にわたり行ってきた本研究成果と新たな課題を総括した。発表者(総括、司会、パネラー)は、氏家等(研究代表者)、朝倉敏夫、村上孝一、池田貴夫(以上、研究分担者)、エレーナ・ボローニナ(サハリン州郷土博物館)、文花春(サハリン在住)、韓恵仁(大韓民国日帝強占下強制動員被害眞相糾明委員会)。 4 研究会の開催 平成18年9月29日(会場:北海道開拓記念館)、平成19年1月31日(会場:国立民族学博物館)の計2回、本研究を総括、および新たな課題への取り組みについて、研究会を実施した。 5 研究成果の公表 『北海道開拓記念館調査報告』第46号、『民団新聞』において、研究成果を公表した。また、中部人類学談話会179回例会(会場:椙山女学園大学)において、研究成果を発表した。その他、研究代表者および研究分担者の個々の講演、講座等で、広く一般に対し、研究成果を公表してきた。
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Research Products
(3 results)