2004 Fiscal Year Annual Research Report
拡大EUにおける4タイプの企業の多国籍化に関する実証比較・理論の国際共同研究
Project/Area Number |
16402008
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
田中 宏 立命館大学, 経済学部, 教授 (10163560)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲葉 和夫 立命館大学, 経済学部, 教授 (70117000)
田中 祐二 立命館大学, 経済学部, 教授 (40217089)
池本 修一 日本大学, 経済学部, 教授 (50287570)
家本 博一 名古屋学院大学, 経済学部, 教授 (20148290)
大石 達良 高知大学, 人文学部, 助教授 (00223719)
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Keywords | 多国籍企業 / 直接投資 / EU / 中東欧 / 日系企業 / 東方拡大 / 競争力 |
Research Abstract |
全体:来年度の本格的調査のために準備が順調に進行しつつある。これまで10編以上の論文(共著書を含む)を発表している。これまで実施した研究作業は以下のとおりである。 (1)EU企業および日系企業のヒアリング調査項目の確定、共通化、(2)調査企業への調査依頼の文章の作成、一部配布、(3)家本博一のポーランド現地調査(9月実施)、(4)稲葉和夫・家本博一の第2回ポーランド現地調査(2月下旬)、(5)ユイスの欧州企業調査(3月初旬)、(6)田中宏、9月末欧州比較経済体制学会での報告(日本の観点からみたEUの東方拡大)およびEU系多国籍研究グループとの接触、(7)英国サセックス大学のダイカー教授のセミナー開催(テーマ:対東欧直接投資と東欧のキャッチアップ)、(8)EU研究プロジェクト・チーム"EU Integration and the Prospects for Catch-up Development in CEECs"の責任者Dr.Jphannsen Stephan(ドイツHalle経済研究所)との研究交流、(9)A.ヘルナジ氏(ハンガリー科学アカデミー世界経済研究所)の来学、調査の基本線の協議、研究課題の分業を進める、(10)米国、経済地理学者パブリネク氏との研究共同の進行、(11)韓国の対EU直接投資・多国籍企業研究者Choel-Won Leeとの研究交流の開始、(12)田中宏と大石達良のドイツ、スロヴェニア、オーストリア、ハンガリー他の現地調査と研究協力・組織化の旅行(3月初め〜中旬)、また(13)報告者ペーター・ホームズ助教授(サセックス大学)テーマ:「EUとWTO:その関連と比較」の開催を3月下旬に予定にしている。 2004年度の研究調査活動では、もっと研究課題を絞り、主に在欧州特に在東欧の日系企業の活動とその競争力の展開を中軸に据え、それとの比較で3つのタイプの多国籍企業の活動について調査する形にしていく。
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Research Products
(12 results)