2005 Fiscal Year Annual Research Report
拡大EUにおける4タイプの企業の多国籍化にかんする実証比較・理論の国際共同研究
Project/Area Number |
16402008
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
田中 宏 立命館大学, 経済学部, 教授 (10163560)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲葉 和夫 立命館大学, 経済学部, 教授 (70117000)
田中 祐二 立命館大学, 経済学部, 教授 (40217089)
池本 修一 日本大学, 経済学部, 教授 (50287570)
家本 博一 名古屋学院大学, 経済学部, 教授 (20148290)
大石 達良 高知大学, 人文学部, 助教授 (00223719)
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Keywords | 多国籍企業 / 直接投資 / EU / 中東欧 / 日系企業 / 当方拡大 / 競争力 |
Research Abstract |
全体:来年度は3年目になり、研究のまとめとするワークショップのための準備を順調に進めつつある。これまで実施してきた研究作業は以下のとおりである。(1)ユイスが2004年3月にスペイン企業と在スペイン外資系企業にたいする拡大EUの影響の関する調査をおこなった。(2)2005年7月2日研究・打合せ会(立命館大学BKC)を実施した。報告は以下の通り:田中宏「東欧の直接投資に関する2つの報告書」、家本博一「中間報告-2004年度〜2005年度-」、大石達良「日系電気機械企業の欧州地域総括会社の役割」、池本修一「Japanese investment in CZ」、「EU加盟後のチェコの投資動向」。近年の東欧での日系企業の設立の増加傾向、その欧州総括本部の機能をどのように評価するのかを中心に討論した。報告討論の後、各人が1年間の研究計画を報告し、2006/07年度の最終的な国際ワークショップをどのような形式でどこで開催するのかについて議論した。(3)6月、韓国対外経済政策研究所Choel-Won Lee研究員と拡大EUにおける韓国系の活動に関する調査委託。(4)6月、浜松スズキ本社・工場の見学、鈴木会長等からのヒアリング。(5)ドイツ・ハレー研究所所長ウルリヒ・バラム氏との間で、拡大EUにおける各国別多国籍企業の活動の比較研究に関する調査委託。(6)同月、ハンガリー科学アカデミー世界経済研究所A.ヘルナジ氏とハンガリーにおける外資系企業の調査委託。(7)同月、米国、ネブラスカ大学経済地理学者パブリネク氏とチェコとスロヴァキアにおねる外資系企業の調査分析の調査委託。(8)8月初旬、稲葉和夫、パブリネク氏とともに在チェコとスロヴァキアの外資系企業の共同調査実施。(9)9月中旬、田中宏、ハンガリー企業、特にサプライヤー企業に関する調査。(10)9月中旬、稲葉、家本、ポーランド日系企業調査、その後稲葉、ハンガリー調査。(11)9月中旬、A.ヘルナジ氏(ハンガリー科学アカデミー世界経済研究所)の来学、調査についての協議。(12)10月、田中宏、国際経済学会で「ハンガリーの直接投資」に関する報告。(13)11月、家本、稲葉ポーランド日系企業及びベルギー欧州総括本部の調査、(14)12月7日 研究会及び打ち合わせ会(日本大学、経済学部)で日系企業の研究成果を検討。報告は以下の通り。細矢浩志(弘前大学)「欧州における自動車産業の生産分業ネットワーク形成」、山田哲也(トヨタ自動車(株)海外渉外部「チェコにおける直接投資-TPCAのケース-」、和田正武(帝京大学)「中東欧諸国における日系企業の直接投資について」日系自動車企業の全体的な動向とポーランド、チェコでの日系企業の具体的問題点を検討、議論した。(15)2月〜3月、家本博一「ポーランド現地調査」、ユイス「スペイン系企業と在スペイン外資系企業にたいする拡大EUの影響の関する継続調査」、池本修一「チェコ現地調査」、田中宏「次期の国際共同研究プロジェクト」の打合せの初会合(ドイツ・ハレー)。
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Research Products
(7 results)