2007 Fiscal Year Annual Research Report
『途上国の自立発展型社会・経済開発経営手法モジュールの国際共同開発』
Project/Area Number |
16402011
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
草郷 孝好 Osaka University, グローバルコラボレーションセンター, 准教授 (30308077)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西部 忠 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50261269)
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Keywords | 社会開発 / コミュニティ開発 / 経済開発 / ジェンダー / 地域通貨 / 開発指標 / エンパワメント / 事例研究 |
Research Abstract |
研究最終年度にあたり、年度当初の研究計画に沿い、以下のような研究実績をあげることができた。 (1)開発の方向性を検討するために、先進国である日本の開発経験と国民総幸福(GNH)という新しい概念を提示するブータンの事例を取り上げ、ブータン研究所と共同研究を行い、論文にまとめた。(草郷、ショデン、白井) (2)ブータン研究所にて、本事例の研究成果を発表した。最終報告書は、ブータン研究所により英文にて図書出版された。(草郷、ショデン、白井) (3)西部は地域通貨に関する研究報告論文をまとめ、学術雑誌にて成果を発表した。(西部) (4)草郷は、ベトナムの障害者に関する実態調査の事例研究を研究協力者である国立ベトナム大学アジア太平洋センターのニュエン博士と共同で実施し、成果を国際学会(Human Development and Capability Association Annual Conference)とベトナム大学にて講義に活用した。(草郷、ニュエン)。 (5)研究協力者である塚本は、紛争分析の手法を論文にまとめた。(塚本) (6)大阪大学と関西学院大学の大学院と学部の講義の中で、本研究活動でまとめたジェンダーに関する事例(草郷)、障害者の生活に関する事例(研究協力者中西の講義)、幸福と開発に関する事例(草郷)を活用することができた。 (7)開発経営支援のためには、研究者が実践に関わるアクション・リサーチが重要であると考え、本研究の手法として、アクション・リサーチ導入のための論文を記し、教科書の一部として出版された。(草郷) (8)本研究の活動内容と事例研究論文をもとにして、最終成果報告書を完成させた。 以上、本研究は、最終年度の研究を十分に達したと考えており、研究全体の成果報告書を作成する予定である。
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Research Products
(8 results)