2005 Fiscal Year Annual Research Report
中国における人口と環境-都市化と人口流動に関する調査と分析
Project/Area Number |
16402025
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
若林 敬子 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 教授 (60293015)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々井 司 国立社会保障・人口問題研究所, 室長(研究職)
苑 復傑 メディア教育開発センター, メディア活用研究開発系, 助教授 (80249929)
沢田 ゆかり 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (50313268)
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Keywords | 人口移動 / 出稼ぎ労働者 / 人口流出 / 生活実態 / 都市化 / 地域格差 |
Research Abstract |
1 2005年5月31日(火)と2006年1月9日(月)に研究会2回を行った。具体的に以下の二つの中国での調査の打ち合わせと報告である。 調査1 中国人民大学人口研究所に依頼した広東省での出稼ぎ者に関する生活状況についてのインタビュー調査(回収された有効調査票355票)、四川省で流出者の残された家族、老親扶養、配偶者の生活変化などについて尋ねた(回収された有効調査票357票)。 調査2 上海社会科学院に依頼して上海市にきている出稼ぎ労働者の社会保障に関する事例調査100例 2 2004年(初年度)の北京・上海での出稼ぎ者調査の結果の分析、学会発表及び論文を完成させた。 3 中国を代表する人口社会学者14人の論文集刊行を目指して、論文の依頼、翻訳、及び編集を行った。本の題は『中国の人口問題を中国の人口社会学者はどうみているか』ミネルヴァ書房、2006年8月刊行予定。 4 2006年度調査は以下の予定である。 調査1 北京での出稼ぎ者子弟の義務教育問題をめぐって 調査2 黄土高原の貧困農村での一人っ子政策を守った両親(子供1人ないし女の子2人の65歳以上)に対する年金、社会扶養費支給の実態調査 5 研究代表者の若林敬子は中国雲南民族大学の客員教授の授与を受け、ミャンマー国境の国際人口移動、及びシャングリラチベット族の民族調査に入った。
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Research Products
(7 results)