2005 Fiscal Year Annual Research Report
日中瑞3か国の社会福祉関連労働における労働環境・条件と作業負担に関する比較研究
Project/Area Number |
16402035
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
島岡 みどり 名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 教授 (30135389)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
蛭田 秀一 名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 教授 (30173272)
小野 雄一郎 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (80135334)
堀 文子 中部大学, 生命健康科学部, 助教授 (00238776)
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Keywords | 介護 / 作業負担 / 身体活動量 / 健康 / 体力 / 国際研究者交流 / 中国 / スウェーデン |
Research Abstract |
本年度は4年計画の2年目として、スウェーデンおよび中国の海外共同研究者と現地訪問または来日の際にそれぞれ面会し、3カ国間で比較可能なアンケート調査項目およびフィールド調査項目を確定した上で、一部調査を実施した。 調査対象者は高齢者介護職員とし、対象人数をアンケート調査で各国300人以上、フィールド調査で各国5〜50人(調査項目によって異なる)とした。アンケート調査票については、基本属性、勤務・雇用状況、職場環境、作業内容、健康状態、生活状況に関する質問項目を含んでおり、各国言語による質問内容の差異を極力小さくするために、英語および各国語についての複数のバイリンガルを交えた翻訳・逆翻訳によって質問表現を確定した。また、一部質問項目として既に他の研究者によって各国語に翻訳済みのもの(「QuickDASH」など)を採用した。フィールド調査項目として、身体活動量計(スズケン社製)と心拍数記録装置(ポラール社製)を用いた生活活動量測定に加えて、3軸ジャイロセンサ(NEC-TOKIN社製)を用いた作業時姿勢測定の採用を決め、実地測定に向けての装置を開発した。さらに、体力項目として、握力、上方牽引力、最大酸素摂取量(最大下自転車駆動による推定値)、柔軟性(長座体前屈)の採用を決めた。本年度までの国別調査実施状況は、日本ではアンケート調査と身体活動量調査の実施、中国では小規模のアンケート調査とフィールド調査の実施、スウェーデンではアンケート調査票の作成であった。
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