2005 Fiscal Year Annual Research Report
東アジアにおける次世代育成支援政策と地域・国際ネットワーク形成に関する調査研究
Project/Area Number |
16402041
|
Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
丹羽 孝 名古屋市立大学, 大学院・人間文化研究科, 教授 (10113325)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宍戸 健夫 同朋大学, 社会福祉学部, 教授 (20086135)
金田 利子 白梅学園大学, 子ども学部, 教授 (60086006)
勅使 千鶴 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (20086010)
亀谷 和史 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (00214552)
一見 真理子 国立教育政策研究所, 国際研究・協力部, 総括研究官 (20249907)
|
Keywords | 東アジア / 次世代育成支援 / 地域 / 国際ネットワーク / 子育て支援 / 保育の質 / 第三者評価 / 幼児教育のアイデンティティ / 幼保一元化 |
Research Abstract |
1.研究報告・研究交流 (1)当該研究対象地域に関する国際シンポジウムの開催 1)日時:平成17年8月3日から5日、2)場所:名古屋市立大学人文社会学部3)招聘者:韓国延世大学金明順/中華人民共和国南京師範大学XU Zhouya教授/香港教育学院Veronica Wong教授/台北師範大学翁麗芳教授4)概要:本研究の対象地域から、各国を代表する幼児教育研究者を招聘し(1)各国幼児教育の現状及び当面課題、(2)次世代育成支援政策の動向と発展課題について御報告を頂いた。2日めには十分時間を使って詳細な研究討議を行った。参加者は約100名であり、実りある成果が得られた。その成果については別途報告書を作成している。日本からは亀谷教授が日本の現状等について報告し、各国との類似点や差違点について研究討議した。 (2)日韓幼児教育研究ワークショップの開催 1)日時:平成18年2月11から12日。2)場所:名古屋市立大学人文社会学部、 3)招聘者:文美玉韓国幼児教育学会長/ソウル女子大学教授 4)主題:韓国の保育/幼児教育研究のあゆみと現在に学ぶ 5)概要:韓国では次世代育成支援政策(韓国では子女養育支援)の展開に伴って、幼児教育界と保育界の軋轢が問題となってきた。その解決策の一つとして韓国の幼児教育研究者たちは、「韓国幼児教育研究」または「韓国幼児教育」のアイデンティティの探求を試みている。今回私たちはその最先端で活躍していらっしゃるムンミオク教授を招聘し、幼児教育研究ネットワーク形成を目指して、有意義な研究交流を行った。 2.現地調査研究 (1)中華民国高雄市等調査研究:平成18年3月4日から11日にかけて、高雄市及びその周辺地域を対象とし、行政機関並びに幼児園等調査研究を行った。調査に際しては翁麗芳教授の支援を得た。実施者は有賀克明、山田美香、水野恵子である。 (2)上海市調査研究:平成18年3月9から14日にかけて、上海市/南京市における調査研究を行った。対象は華東師範大学、指南路幼児園、同子育て支援センターである。調査者は宍戸健夫、金田利子、一見真理子である。 (3)釜山市調査研究:平成18年3月15日から19日にかけて、釜山市教育庁、プサン大學、公立幼稚園、市立オリニジップの訪問調査をおこなった。実施者は丹羽孝、勅使千鶴、亀谷和史、平岩定法である。
|
Research Products
(7 results)