2004 Fiscal Year Annual Research Report
タイ北部を中心とした学校における環境教育の実態調査と体験型環境学習の導入・実践
Project/Area Number |
16402043
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Shiga University |
Principal Investigator |
川嶋 宗継 滋賀大学, 教育学部, 教授 (90093161)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀越 昌子 滋賀大学, 教育学部, 教授 (30024970)
遠藤 修一 滋賀大学, 教育学部, 教授 (30111884)
秋山 元秀 滋賀大学, 教育学部, 教授 (00027559)
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Keywords | 環境教育 / ワークショップ / タイ北部 / 学校教員 / 実態調査 / 水路マップ / 水生生物調査 / カンボジア |
Research Abstract |
これまでに行ってきたタイ北部における環境教育・環境科学研究の総括をし、その結果を踏まえ、2004年8月に、タイ北部・ピン川流域の小・中・高等学校から募集あるいは依頼によって選んだ学校の教員を対象に、環境教育ワークショップ「Workshop on "The Use of Biological and Chemical Monitoring Technique as a Tool for Aquatic Environmental Education in School in Northern Thailand"」を開催した。10校から21名の教員が参加した。本ワークショップでは、研究代表者・分担者等による環境教育の理念・方法論および実践事例のプレゼンテーションだけでなく、参加教員が総合的に水環境調査や水生生物調査ができるようになることに重点をおいて実習およびフィールドワークを取り入れた。参加者から本プログラムについて高い評価を得た。さらに、アンケート調査による環境教育実態調査を始めるとともに、次年度の課題について議論した結果、参加校が引き続き本研究に参加することになり学校周辺の水路マップを児童・生徒と一緒に作ることにした。来年度は、現地を訪問し、各地域の水環境を素材とした環境教育の方法論について深める予定である。1月に海外共同研究者を招聘して開催した研究会で、参加学校は水路マップの作成に精力的に取り組んでいることを確認した。また、次年度にはタイだけでなく、カンボジアにおいても環境教育のワークショップを開くことを決め、対象者、規模、プログラムの作成等の準備に取りかかった。
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