2005 Fiscal Year Annual Research Report
日本と東南アジア諸国における細菌性腸管感染症の発生状況調査とその伝播に関する研究
Project/Area Number |
16406013
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
倉園 久生 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (90186487)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平山 壽哉 長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (50050696)
牧野 壮一 帯広畜産大学, 大動物特殊疾病研究センター, 教授 (30181621)
星 英之 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 助手 (30301188)
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Keywords | 東南アジア / 細菌 / 腸管感染症 / 病原因子 / 疫学 |
Research Abstract |
Salmonella Typhimurium LT株からrpf遺伝子をcloningした。この遺伝子は、分泌蛋白でありVNCの状態からの復帰を促す事が知られるMicrococcus luteusのrpf遺伝子と24.2%のhomologyがあった。LT株由来のrpf遺伝子をin vitroで発現させてVNC状態のSalmonella Oranienburg株に添加したところ、dose-dependentにSalmonella Oranienburg株をVNC状態から復帰させた。Rpf遺伝子産物を用いる事により、食品や環境中に存在するVNC状態のSalmonella属菌の検出が可能になる(Panutdaporn N., Makino S. et al., Int.J.Food Microbiol. 106 : 241-247, 2005)。 1998年に日本で起きた塩ジャケによるEHEC O157:H7食中毒において、食品由来の菌株(F2株)は塩耐性であり、患者由来の菌株(P5株)は塩感受性であった。塩耐性のF2株をマウスでpassageすると、食塩及び酸化に対して感受性の菌株が生じ、これらの塩感受性分離菌は食塩及び酸化によるストレスで塩耐性になり、ピルビン酸により復帰した(Asakura H., Makino S. et al., FEMS Microbiol. Lett. 253 : 243-249, 2005)。
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Research Products
(17 results)