2004 Fiscal Year Annual Research Report
分散ネットワーク型コミュニティシステムの理論と実践に関する研究
Project/Area Number |
16500038
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Research Institution | Miyagi University |
Principal Investigator |
富樫 敦 宮城大学, 事業構想学部, 教授 (20172140)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
栢木 紀哉 鹿児島県立短期大学, 商経学科, 講師 (40300389)
金指 文明 (有)カラビナシステムズ, 代表取締役(研究職)
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Keywords | コミュニティシステム / オントロジー / エージェント / 分散ネットワーク / セマンティックウェブ / 分散ネットワーク型コミュニティシステム / 並行計算 / 構造的操作意味論 |
Research Abstract |
本研究では,Malone教授の提唱する21世紀型組織構造をコミュニティ活動を支援するシステムとして捉え,このシステムに関して以下の研究課題を達成することを目的とする.本研究では,以下の研究項目を行い以下の内容を達成した. 1.コミュニティシステムの概念モデルとオントロジーエージェント・アーキテクチャの設計 (1)分散ネットワーク型コミュニティシステムの概念モデルを設計した. (2)概念モデルと親和性の高いオントロジーとの関係を検討し,Semantic Webにおけるオントロジーエージェント・アーキテクチャとその構築法に関する枠組みを与えた. 2.分散ネットワーク型コミュニティシステムの事例研究 1.で与えたコミュニティシステムを幾つかの事例に適用させ,システムの有用性を例示すると共にモデルの改良を行った.適用事例は以下の3つである.(1)スケジュール管理システム,(2)SCM(Supply Chain Management)支援コミュニケーションシステム,(3)オントロジー型教育支援BBS 3.分散ネットワークコミュニティシステムの形式化 並行計算という観点から,分散ネットワーク型コミュニティシステムの形式化を図った.具体的には,分散ネットワーク型コミュニティシステムをネットワーク構造に基づくコミュニケーションシステムとして捉え,その構文論及び意味論を構造的操作意味論(SOS)の枠組みに基づいて理論を展開した. 4.分散ネットワーク型コミュニティシステムの基本設計 分散ネットワーク型コミュニティシステムの事例として挙げた,(1)スケジュール管理システム,(3)オントロジー型教育支援BBS,の基本設計を行った.簡単なプロトタイプを作製し,モデル化並びに形式化へ反映させた.
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Research Products
(16 results)