2004 Fiscal Year Annual Research Report
モーション・データに基づくネットワーク共用型人体動作モデリング・システムの開発
Project/Area Number |
16500056
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
安田 孝美 名古屋大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (60183977)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横井 茂樹 名古屋大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (20115744)
遠藤 守 中京大学, 情報科学部, 講師 (90367657)
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Keywords | コンピュータ・グラフィックス / モーション・キャプチャ / 人体動作 |
Research Abstract |
モーション・キャプチャ装置による人体動作表現、並びにインターネット上での人体骨格構造及び動作情報表現に関する広範な研究成果の調査を基に、人体の関節構造や動作情報を統一的に扱うことのできる動作データ表現構造の構築を行った。具体的は成果を以下に示す。 (1)インターネット上での人体動作に関わる標準的データ構造の定義 モーション・キャプチャ装置独自のデータ構造、インターネット上で人体骨格構造を標準的に表現するW3CによるH-Anim(Humanoid-Animation)、さらに3次元形状を共有するための標準言語であるVRMLなどのWeb 3D技術を基盤とする標準的データ構造の調査及び本研究で利用する構造の定義を行った。 (2)基本動作のためのデータ構造の基礎的検討と予備実験 一連の舞踏動作情報を基本動作単位に分割するための基本的データ構造の検討と実験を行った。また、取得された動作情報がインターネット上に分散して存在する場合に、必要な動作情報を効率良く検索するため、インターネット標準であるXML(eXtensible Markup Language)やRDF(Resource Description Framework)などを利用した効率的なデータ構造と検索方法についても検討した。 (3)クラシック・バレエ・レッスン用振付システムの基盤機能の開発 基本動作を利用して、クラシック・バレエのレッスン用振付を自動生成するシステムの基盤を開発した。基盤システムではバレエ教師などの専門家の利用実験により、実際のレッスンで利用できる可能性があることを確認した。 (4)ゴルフ・スウィングの人体動作への応用実験及び仮想環境生成ツールの開発 モーション・データを活用した3DCGをバレエのみではなくゴルフスウィングの練習へ応用する可能性を実験、評価した。さらに人体動作モデリングシステムにおいて必要となる3次元仮想環境生成のための簡易ツールの開発も行った。
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Research Products
(4 results)