2005 Fiscal Year Annual Research Report
インターネットから収集される感染症情報に基づく疫学情報解析支援システムの開発
Project/Area Number |
16500059
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
森下 淳也 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (20182230)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
嶋田 雅曉 長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (70124831)
西山 利正 関西医科大学, 医学部, 教授 (10192254)
清光 英成 神戸大学, 国際文化学部, 助教授 (20304082)
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Keywords | インターネット / 感染症情報 / 疫学分析 / テキストマイニング / 自動分類 / データベース / Data Culturing / Scientific Database |
Research Abstract |
昨年度において、情報源の構造依存性を取り除き、より一般的なインターネット情報にも耐えうるシステムを拡張するため、分類木の導入と文書からのテキストマイニングを取り入れた。それを整備すべく以下のような点を中心に開発を進めてきた。 1.分類木の整備 自動分類のために様々な分類木を定義し、獲得情報の決定に用いてきた。しかしながら、この分類木もまた、時とともに更新を必要とするデータであるため、今年度はその構造を整備する目的で、分類木のXMLデータ化を検討してきた。この半構造化データについての研究内容は、他の分野の内容とともに成果を公表ことができた。今後は専門家の視点から整備を行ない実用に向けての体制を取りたい。 2.システムの適用範囲の拡大にかかわる検討 システムの適応範囲を拡大することは技術的な問題としては昨年度の研究で解決出来たが、他の情報源にあたってみた場合、(1)常用される専門用語の違いが広範囲に存在する。また、情報源毎に目指している分類体系も異なるなど、分類木に関して更に検討を加える必要が有る。(2)情報源としてインターネット全体にその資源を求めることは、個々の情報源の信頼性が非常に重要な課題となる。などの問題点が明らかになった。今後の課題として残されている。 3.プロトタイプシステムの公開と分析結果の視覚化 プロトタイプを公開すべく準備中である。特に検索と結果の視覚化の部分はWebアプリケーションなどでグローバルに活用出来るものにする予定である。 4.データカルチャリング(データ培養)のための分析研究システム このシステムの目的はインターネットから収集されたデジタルアーカイブに基づきそこから有意なデータを導きだすことにある。このようなシステムはデータを培養し様々な視点からデータに付加価値を与えるものとして今後、大きな役割を果たすであろう。このような拡張を今後検討していきたい。
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Research Products
(6 results)